その頭脳のよさ。 ページ13
「今のは･･･」
アルミンが動揺し、震えている。
「アルミン！！レオナ副兵長！！」
後ろからライナーが走ってきた。レオナはとりあえず馬を走らせるように促す。
「アルミン。煙弾を撃って。」
アルミンは返事をするが、あたふたしている。すると後ろから煙弾の音がした。
ジャンが追いついて撃ってくれたらしい。その時右翼から作戦遂行不可能の煙弾があがった。
「右翼索敵の一部が壊滅したらしい！巨人がわんさか来たんだ。索敵の機能がしてない！！」
レオナにしてみれば少し損害は大きかったが、作戦通りで
胸がひっこぬかれそうな思いをしながらもこの後のことを考える。
「あいつが巨人を率いてきたのか･･･」
アルミンが呟く。奇行種かと聞くジャンにレオナが答えた。
「巨人化した人間。基本巨人は人を食う過程で人を殺すだけであるのに対し、あの巨人は食うことではなく殺すことを目的としてる。」
「もしかして、超大型や鎧の巨人が壁を破ったときに引き連れてきたのは、あいつ･･･！」
アルミンはレオナの顔をみる。そのとおりと言わんばかりにレオナは頷いた。
「なにか、目的があるようにしか思えない･･･。なにかを探しているようなそぶり･･･。探すとしたら エレンっ！」
そのまま言葉を続けるアルミン。レオナは本作戦を意図も簡単に読み解くアルミンに驚いた。
「エレンなら、あいつがきた右翼側･･･。」
「俺の作戦企画紙には左翼後方って。」
「僕のには右翼前方･･･。」
3人はエレンの場所を報告しあうが違う。
「まて、そんな前線におくわけがない。この陣形の一番安全なところに配置するはず。それなら…中央後方ですよね？レオナ副兵長。」
3人の目線がレオナに注ぐ。
「いや、私の作戦企画紙は左翼前方に記されてた。」
大正解のその答えに咄嗟の嘘をつく。場所を知らせるわけにはいかないのだ。
「あいつらを俺たちで止める必要がある。時間稼ぎくらい、俺たちにだって出来る･･･だろう。」
「お前本当にジャンなのか？」
ライナーはジャンに問いかける。
「余計なお世話だ。俺は誰の骨だかわからねぇ燃えカスにがっかりされたくねぇだけだ。」
ジャンのその怖がりながらも戦おうとする姿勢に他の2人も同意した。
「あいつはエレンと確定しないと殺せない、フードを深くかぶって！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小西 利音(プロフ) - ナルさん» コメントありがとうございます！ミルミハになってました？！すみません指摘ありがとうございます (2019年7月3日 2時) (
レス) id: 0660aea05f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - すごく面白かったです！！更新頑張って下さいあと、ミルミハ区ではなく、エルミハ区ですよ!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: 4a1c354212 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小西利音 | 作成日時：2017年4月11日 12時
