*四撃目 ページ5
と、まぁこんな感じで今に至る。
今ではすっかりお隣さんとして一緒に買い物に行ったり怪人を(パンッ!…倒したりしてる日々。
面白いっちゃあ面白いんだがやはり強い敵は現れn(パンッ!
…ゴホン、強い敵は現れn(パンッ!パンッ!
パンパン、パンパンうるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
何やってんだあのハゲ!!とうとう脳味噌可笑しくなったのか!?
ショートカットでサイタマの部屋に入る。
「おいこらサイタマ!!てめぇさっきからうるs…何やってんだお前」
まるで小さな何かと戦ってるかのように飛んだり跳ねたりを繰り返している。
「あ!そっちに行ったぞA!」
「は?」
サイタマが指さす方に視線を向けるとそこに居たのは…
「…蚊じゃねーか」
なんっの変哲もないただの蚊。
え、何お前?さっきまでこれと戦ってたの?
「人類最強なのになんで蚊1匹殺せねぇんだよ…」
「いや、アイツすっげーしぶとくてさ」
「おまえが下手くそなだけだろ」
はぁ、と思わず思い溜息が出た。
よく見ると頭に虫刺されの痕を見つけたので思わず噴きそうになったが必死で堪えた。危ねぇ危ねぇ…w
ふと、テレビを見ると番組が中断され臨時ニュースが流れていた。
『Z市に大量の蚊の群れが向かっています!住民は絶対に外に出ないようにしてください!災害レベル鬼』
「は?蚊の大群で外に出るなってどゆこと?」
サイタマの方を見るとパカリと口を開けてる。
ちょ、おま、大丈夫?;;
ニュースはまだ続き、既に蚊の被害にあった動物達の姿がテレビに映し出された。
『襲われた家畜はミイラ化したとの事です。群れに接触したら確実に死にます』
oh......。←
テレビに映し出された黒い塊。
え、あれ全部蚊?
「Z市ってここじゃん。窓閉めなきゃ」
「俺窓開けっ放しだ」
ショートカットですぐ部屋に戻り即窓を閉めてしっかり鍵をかけた。
これでよし。
ふぅと安堵の息を吐き、サイタマの部屋に戻ろうと足を進めた瞬間、数分前まで鳴り止むことのなかったあの音が部屋に響き渡った。
パァン!
「やったか!?」
プーンと蚊がゆったり飛んでいる。
ここまで来たらもう笑うしかねぇよ…;;
蚊は半開きだったドアに向かって僅かな隙間を通っていった。
「おいなんでドア開きっぱなしなんだよ!!」
「逃がすかぁ!!」
「ちょ、おいこら待て!待てやこらぁぁぁぁぁぁ!!!!;;」
外に飛びだし蚊を追いかけるサイタマ。
ああ、世話の焼ける…;;
俺はため息をついて、サイタマの後を追った。
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闇鍋ソース(プロフ) - やばいすごい面白い!更新頑張れナイフ氏!(スマホがぶっ壊れたのでしばらくお話しできません。餅ちゃにもお伝えください) (2019年2月19日 19時) (レス) id: d048b0a0be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナイフとパイ | 作成日時:2019年2月6日 7時