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少女 4月9日追記 ページ10

山田side




涼介「わっ...」


一瞬だけ光が俺たちを包んで、開けた先にあったのは森でも月でも闇でもない


光「ここは...」


脆く、9人乗るのが精一杯の岩の上


下は暗く、周りには何も無い


裕翔「...ここどこだろう...見覚えがない...」


確かに見覚えはないし、記憶にもないから違う世界でここに来たわけではなさそう...


考察をしてもよく分からず悩んでいると目の前にたくさんの岩が現れて、道ができた


進むしかないと思って岩に乗ってみるとその先に小さい、どこかの部屋の断片のようなものが見えた


...これは見覚えがある


大貴「あ、ここ...社長の部屋だ。でもなんで...」


確かに目の前にあるのはジャニー社長の部屋だ


でも、なんというか...未完全?というか...


どこか古い雰囲気が漂っていた


ふと考える


話の流れで考えてみれば大ちゃん、知念、圭人、俺は知ってるけどみんなは他の世界での記憶はない


俺にはなんだかそれが...奇妙に思えてきた


どうして?


なんでこの4人なんだ?


どうして...


そう考えた時


ガチャ


知念「っえ...?」


部屋の中に何故か俺たちが入ってくる


混乱しているとこっちに向かってくる俺たち


ぶつかると思ったらすり抜けてって、まるで俺たちがいないみたい


...いや、いないのが正解なのか?


ひとつだと思っていたものは実はしっかり合わさっていなくて、本当は違うんじゃないか?


合ってたと思っていた答えが本当はどこか違っていて、食い違いが起きていったんじゃないか


本当は繰り返されてるんじゃない


本当は...


周りの塵が集まってそこに現れたのは...ワンピースを着た彩海のシルエット


恐らく、だけどこれはきっと...


「わたしは、あなたたちに出会ったの。必然でも奇跡でも無ければ偶然でもない。神のミスによって生まれた不具合。私は人であって人でない。」






彩海の『夢の中の世界』







部屋の中ではでは俺たちと彩海と社長が話し合ってる様子


彩海「ちょっと聞いてないんですけど。私がJUMP?ふざけんなよ!!」


雄也「わー!!ちょちょちょっ、落ち着いてーー!!」


大貴「いってぇぇ!!」


涼介「お前はどこで足ぶつけてんだよ(笑)」


楽しそうに笑う俺たち


服、声、会話の内容


目の前の空間に存在する全てが初めて彩海がジャンプに入ると聞かされた、本当に最初の世界のあの時と全く一緒だった

ニセモノ→←PM8:15の合図



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作者名:有谷 彩涼 | 作成日時:2019年12月4日 9時

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