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コマンダーside
これは賭けだ
いや、賭けどころでは無い
自分の、そしてなによりファルコンの《命》をかけた《バトル》だ
部屋に踏み込めば99%SHINOBIたちとは連絡が取れなくなるし、俺たちはおそらく出ることは出来ない
逆にSHINOBIたちは入ることすらもできくなるだろう
そもそもこの部屋自体が《見えなくなる》かもしれない
まぁ俺とファルコンの運命は...わからん←
ファルコン「...俺はコマンダーに付き合うぞ。」
コマンダー「...なんだ、やけに今日は物分りがいいな。5歳児のくせに。」
ファルコン「おいおいおい。なーんでそーなんのー...」
コマンダー「...SHINOBI、やれるか？」
ほんの少し心配になってそう聞いてみたら
SHINOBI「《やれるか》じゃない、《やる》んでしょ？どうせ止めてもやるじゃんか？」
SHINOBIは苦笑いした
けどその笑みには優しさが滲んでた
「頑張れ」
って言ってくれてるみたいだ
SHINOBI「あ、でも一つだけ守って欲しいことがある。...絶対に生きて戻ってきてね。」
SHINOBIの目は力強かった
SHINOBIはこの作戦がどれだけ危険かをわかって言ってるんだ
...やっぱり成長してんな
前まではなんか危ないことしようとしたら泣きながら止めようとしてたのに、今ではなんというかこう...俺の思いをくみ取って考えてくれてるというか...より優しくなった気がする
コマンダー「...当たり前だ。」
ファルコン「でも俺らがピンチになったらみんなが助けてくれるんだろ？」
ファルコンは悪戯っぽく笑った
SHINOBI「まぁそんときはドクターの仕事が増えるよね。」
ファルコン「ひーっ、大変そー...怒られっかな？｣
SHINOBI「んーまぁ仕方ないよね。」
SHINOBIも呆れながら笑ってる
俺たちのあいだには今、穏やかな時間が流れてる
...俺はこの空間を守るって決めた
《あの日》から
コマンダー「...SHINOBI、俺らは死なないよ。死にたいと思ってないから。」
SHINOBIはじっと俺の目を見た
SHINOBI「...うん、信じてる。」
必ず生きて帰る
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作者名：有谷 彩涼 | 作成日時：2019年6月21日 20時
