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ファルコンside
ファルコン「全部結界はってあるかもって...｣
そんなのもう手遅れじゃんか
結界は普通敵が入ってこないようにしたり、身を守るために使うもの
しかし結界は結界の持ち主が自由に操れる
つまりこれが罠で、ドクターの結界でないのであれば入った瞬間に俺たちが出れなくすることが出来る
コマンダーが入ろうとした結界も、恐らくコンクリートの部屋に見える《だけ》
実際は敵がうじゃうじゃいる部屋なんだろう
向こうからは見えてるわけだから今頃笑ってんだろなー...
...ムカつく
SHINOBI「って言っても３階から上の結界はだいぶん弱いよ。俺らが通ったとこが悪かったんだよ。暗いし狭いし...《違和感》がしたのは多分そのせいだ。」
コマンダー「...慰めにもならないな...はぁ、仕方ない。おい、行くぞ。」
ファルコン「は！？何で！？この状況で！？」
コマンダー「仕方ないだろ。この状況でほかのやつ呼んだらそれこそ相手の思うつぼだ。やられること承知で突っ込むしかない。」
ファルコン「でもっ...！...わかった。」
...今いくら議論したって仕方ない
《司令塔》であるコマンダーに判断を委ねる他ない
ただ...心配なのは俺じゃなくてコマンダーだ
あいつの《力》は消費が激しい
コマンダーのやりたい作戦はだいたいわかるんだけどそれまでにコマンダーが持つかどうかだよな...
ファルコン「...で、一応聞くけど作戦は？」
コマンダー「俺とファルコンで突っ込んでSHINOBIは戻って状況連絡。弱い結界ならゴリラことSHINOBIなら殴って破れんだろ。←」
SHINOBI「えええ...まぁ結界破るだけの体力と力位はあるけど言い方がちょっと酷い...」
コマンダー「なんだ？」
SHINOBI「ひぃぃぃ...」
お、今日も絶好調だな←
ファルコン「んで、SHINOBIは何を伝えに行くんだよ？」
ほんの少し、コマンダーは暗くなった
コマンダー「それは後で連絡する。SHINOBIが思うチェックポイント事に俺らに連絡してくれ。連絡つかなかったら...自分で考えろ。」
ファルコン「そっ、それは無茶だ！いくらなんでも...」
コマンダー「俺はSHINOBIを信じるよ。俺らは1度も簡単な《仕事》をしたことは無い。俺はお前らに1度も簡単な《役割》を与えたことは無い。もう何年もやってんだ。昔のSHINOBIじゃない。」
そういったコマンダーの目はしっかりと俺の目を射抜いた
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作者名：有谷 彩涼 | 作成日時：2019年6月21日 20時
