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何なら彼よりも彼と仲の良い別の人間に懐く方が多い。
大抵シズマの襟元に捕まって特に意味もなく尻尾を揺らしている。警戒心があまりないので、相手の容姿の怖さなどは然程気にせず寄っていく。主人宜しくフレンドリーなようだ。
【サンプルボイス】
一人称…兄ちゃん,おれ
二人称…おまえ
「おー、こんばんはぁだなぁ！おれか？うーん、先におまえのお名前、教えて欲しいなぁ……うん、Aっていうんだなぁ？よし、ありがとうな。おれはシズマ・イナビキって名前なんだ、宜しく頼むぞぉ」
「兄ちゃんな、おまえが頑張ってるのはたーくさん見て知ってるからなぁ！ひとの世話ばっかで、寝られてもねーんだろう？今日は、兄ちゃんが一緒にやってやろう。そんで早く終わったら、また一緒に寝床に行こうなぁ」
「おまえは……兄ちゃんって喋りは嫌いかい？そっかぁ、それはごめんなぁ。今まで辛かったろぉ……じゃあ、これからはおれって言うからな。そんなら……おれのこと、好きになってくれるかい、A」
「ん？……っあっはっは、よく言うなぁ！おまえはいっつもいっつも突拍子もねぇことを……ああ、ごめんなぁ。兄ちゃんはおまえがそぉんなめんこいこと言うなんて、流石に思ってなかったんだぁ。んー、わかった。おっきくなったら、おれとおまえで“けっこん”、だなぁ！」
「兄ちゃん、おまえがだぁい好きだぞぉ。だから、何でもしてやれるからなぁ。おまえの為なら、なぁ？何が欲しい？なぁんでもあげちゃうぞぉ。……おまえが言うなら、そこらのベッドルームでも借りて来ようかい」
「ったはー、やーぁ酒なんて久々だねぇ？やぁっぱここの酒ぁ不味ぃや！っはは……は、あん？なぁんだ、おまえも来てたのかぁ。駄目だぞぉ、兄ちゃんは今あるこぉるでべろべろなんだぁ！子供のおまえがいっしょに居たら、酒ぁ飲めんでも……このおれに酔っちまうぞぉ？、なぁんてなぁ。ごめんなぁ、A。兄ちゃん喉が痛ぇんだぁ、どっかから水を取って来てくれねぇかい」
「泣きたいのはよぉく分かるぞぉ？でも、折角おまえの為に頑張ったんだ。そんな顔じゃあ兄ちゃんとぉっても悲しいなぁ……兄ちゃんは、おまえの可愛い可愛いえがおが見たいんだぁ……いーこちゃんだから、できるだろぉ？」
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作者名：玲楓(れいふう) | 作者ホームページ：http
作成日時：2022年7月2日 12時
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