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喉の通りを良くするために、ぬるま湯を軽く飲ませる。

それから、透明なジェルのような薬を取り出してスプーンで掬う。

『咀嚼しないで、喉から流しこむみたいにして飲んで』

そう言って薬を飲ませようとした時、

?「その薬、大丈夫なんやろな?
…自分で飲んでみぃや」

rb「トントン…」

そうか。私、まだ疑われてるのか。

スプーンにとった薬を指でとって口に入れ、ゴクリと飲み込み、口を開けて飲んだことを示す。

『はい、これで安心した?』

tn「…した」


もう一度シャオロンさんの方に向き直り、スプーンで薬を再度掬って口元へ持っていく。

『口開けて、飲んで』

sha「ん、」

ゴクリと喉をならして飲み込むところを見届ける。

それを繰り返し、小さな瓶の薬を全部飲ませた。
最後にぬるま湯を飲ませて、再度彼の顔を覗く。
目の焦点が定まり、黄金色の目と視線が交わる。良かった、ちゃんと効いてる。

『シャオロンさん、私のことはっきり見える?』

sha「ん、おぉ…大丈夫やで」

rb「シャオロン!!!大丈夫なんか…?もう治ったんか!??」

sha「…なんやロボロお前、だっさい顔して。」

rb「うるさいわ…っ…」

tn「ほんまに治ったん…?、」

sha「おん、なんか体軽いし全然平気やで」

ひょいっと起き上がろうとするシャオロンさんの肩を押して止める。

『待って、確かにこの薬は効くのが早いけど、まだ効き始めたばかりよ。そんなにすぐ完治するわけじゃないわ。まだ安静にして』

1度は安堵した空気がまた張り詰めたものへと変わる。

sha「…てか、お前誰やねん。
こんなやつ見たことないで、新入りか?
医者ならペ神がおるやろ。」

『自己紹介はシャオロンさんが治ってからするわ。とにかく今は私の言うことを聞いて 。安静にして。』

sha「嫌や、3ヶ月も寝てたんやろ?仕事溜まってんねん」


『いいから寝てて!


……薬が足りてないかもしれないのよ』

ー3→←薬師と医者の血



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作品ジャンル:恋愛
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暁郗 - え?駄作とは??え??神作の間違いでは???? (2020年11月19日 20時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - とってもええお話やん(_><_) 続き楽しみしとこ♪ 応援してます!これからも頑張え!!!! (2020年10月1日 16時) (レス) id: 565863c7d8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 椋。-ryou-さん» コメントありがとうございます!!泣いて欲しい話として書いたので、とても嬉しいです。これ以上の褒め言葉はありません…!!更新頑張ります! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
椋。-ryou-(プロフ) - ものすごく感動しています。特に「悲恋哀歌」は何度見ても涙が出ます。更新大変かもしれませんが、これからも応援しています。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8b6ca01e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - ソノさん» 頑張ります〜!!コメントありがとうございます!!続編も誠心誠意執筆していきますのでぜひ...!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リズ | 作成日時:2020年8月9日 12時

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