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Aside
ヒヤリ、と何かが額に置かれる感覚にパチリと目が覚める。
真っ白な部屋と2人の男性が目に入り、心臓が嫌な音を立てる。
薄茶の髪にさらに薄い薄茶の瞳の男性が声をかけてきた。
??「おはようございます。エーミールと申します。Aさん…であっていますか?」
『どうして私の名前…?』
em「アンナさんからお伺いしました。私もアンナさんと同じ、あの森のエルフです。」
『アンナが…?』
em「はい、先程は怖がらせてしまって申し訳ありません。私が早く行っていれば良かったのですが……。」
『いえ、もうだいぶ落ち着いたから大丈夫』
寝ながら話すのは失礼かと思って、起き上がろうとする。
??「あーだめだめ、まだ貧血だから寝といて!」
水色の髪の男性に止められる。
??「しんぺい神だよ、ペ神て呼んでね」
ps「それにしてもAちゃん大変だったねぇ」
『まぁ…』
顔の前に下がっている布のせいで表情は読めないが、何やら優しげな人だ。
ps「じゃあ向こうにいるからなんかあれば声かけてねぇ」
なんだかアンナに似てる人だったな…。
しんぺい神さんの後ろ姿を見送り、彼に止められはしたが、さすがに話しにくいので注意してそっと体を起こす。
em「大丈夫なんですか…?」
エーミールさんがそっと体を支えてくれる。
『…エーミールさんは私のこと、気味悪いと思わないの?』
em「思いませんよ。Aさんが加護を受けた時から存在は知っていましたしね。お会いできてうれしいです。」
「そう…」
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暁郗 - え?駄作とは??え??神作の間違いでは???? (2020年11月19日 20時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - とってもええお話やん(_><_) 続き楽しみしとこ♪ 応援してます!これからも頑張え!!!! (2020年10月1日 16時) (レス) id: 565863c7d8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 椋。-ryou-さん» コメントありがとうございます!!泣いて欲しい話として書いたので、とても嬉しいです。これ以上の褒め言葉はありません…!!更新頑張ります! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
椋。-ryou-(プロフ) - ものすごく感動しています。特に「悲恋哀歌」は何度見ても涙が出ます。更新大変かもしれませんが、これからも応援しています。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8b6ca01e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - ソノさん» 頑張ります〜!!コメントありがとうございます!!続編も誠心誠意執筆していきますのでぜひ...!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リズ | 作成日時:2020年8月9日 12時