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syp side


ut「ショッピくん、入んで〜?」

聞き慣れた声で目が覚める。

syp「……大先生、おはようございます。」

ut「ショッピくん、おはよー。Aちゃん起きたで」

syp「容態は?」

ut「大丈夫そうやね、今元気にゾムと喋っとるよ」

syp「…そうですか」

ut「じゃあ、行こか。さっさとAちゃんに帰り道教えてもらわな。」


そうだ。もう俺は我々国に帰らなきゃいけないのだ。
帰るのが嫌なわけじゃない。
この3ヶ月弱、ずっと帰るのを望んでいたのだから。


ただ、Aのことだけが気がかりだった。



ーーーーー

階段を降りるとゾムとAの話し声が聞こえる。キッチンからだ。
見ると仲睦まじくキッチンに並ぶ2人。

zm「おっ!ショッピくん、おはよ!!」

『ショッピくん、おはよう。えっと、鬱さん?も。』

syp「おはようございます」

ut「おはよぉ」

zm「もうすぐ朝飯できるから待っとってな!」

『ねぇゾム、やっぱり4人でもこの量は多くないかしら?私あんまり食べれないよ』

zm「Aが食わんでも大先生が食べてくれるから大丈夫やで。な!大先生?」

ut「やめてクレメンス…」

いつ間に仲良くなったのか名前で呼び捨て合う2人に複雑な感情が顔を出す。





ゾムさんとA。
あの2人には独特の雰囲気があり、それが似ている。



どこか浮世離れした新鮮な価値観。
まっすぐすぎて、あまり嘘をつけない性格。
子供っぽい一面があるところ。
1人でいるのが苦手なところ。
そしてそれを強さで隠そうとするところ。
大人にしては純粋すぎる瞳。

ゾムさんとAの間に流れる空気に
入ることができない。





あぁ、昨日やっぱり俺がAのことを看ていれば良かった。

-3→←出発の朝



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作品ジャンル:恋愛
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暁郗 - え?駄作とは??え??神作の間違いでは???? (2020年11月19日 20時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
ひな - とってもええお話やん(_><_) 続き楽しみしとこ♪ 応援してます!これからも頑張え!!!! (2020年10月1日 16時) (レス) id: 565863c7d8 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 椋。-ryou-さん» コメントありがとうございます!!泣いて欲しい話として書いたので、とても嬉しいです。これ以上の褒め言葉はありません…!!更新頑張ります! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)
椋。-ryou-(プロフ) - ものすごく感動しています。特に「悲恋哀歌」は何度見ても涙が出ます。更新大変かもしれませんが、これからも応援しています。 (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8b6ca01e67 (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - ソノさん» 頑張ります〜!!コメントありがとうございます!!続編も誠心誠意執筆していきますのでぜひ...!! (2020年9月7日 21時) (レス) id: 294441511f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リズ | 作成日時:2020年8月9日 12時

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