お隣さんは男装女子！？【おそ松さん】

第８話　そっち系＊一松サイド ページ9

ーー俺、松野家四男、松野一松。

え？知ってるって？

そうだよね、嫌でも知ってるよね、こんなクズでゴミで生きる気力のない燃えないゴミなんて。

まぁ、どうでもいいけど。

いつも通りの格好で路地裏に向かう。

いつもなら誰もいない筈なのに、先客がいた。

女なのか男なのか解らない奴だった。

声をかけてみると驚いて、こっちを向いた。

暗くてよく解らないけれど、多分、服装を見るからにして男だと解った。

その男は俺を見て『十四松さん』と言った。

俺は十四松じゃない事を伝えたらまた驚いてた。

ーーこいつ、コロコロ顔変わって面白いな。

そう思い、猫と戯れていた様だったけど、俺の方に猫が来ていたので、凄く落ち込んでた。

俺がその男の隣に来て、猫と戯れていると、めちゃくちゃ視線を感じた。

猫が好きなのか、と思ったら勝手に口が滑って「猫好きなの？」と聞いていた。

自分でも驚いたけど、あっちは聞き返してきたので呆れた顔をして、顔で伝えた。

その男は『一番好き』だと言った。

猫好きが増えて、少し嬉しかった。

何故かムクムクとその男に興味が沸いて、名前を聞いていた。

男は何か言いかけてたけど『綾瀬A』と答えた。

俺も自分の名前を伝えると、男は少し考えた様な素振りをして、笑顔で『よろしく』と言った。

その笑顔が、凄く可愛くて、思わずそっぽを向いてしまった。

そして、凄くショックを受けた。

ーー俺はそっち系だったのか。←

俺も「よろしく」と伝え、猫と戯れる気にもなれず「帰る」と告げ路地裏から出た。

もう家に帰って寝て忘れてしまおう、と考えながら少し赤くなった顔を手で隠した。
＿＿
一松の口調がイマイチ…ﾜｶﾗﾇ(;`・ω・)φ＿/

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