第47話 一万円札と引き換えに*3 ページ49
私が頭に?マークを浮かべていると、襖がスッと開いた。
一松さんだった。
私は『丁度良い所に』という顔をすると、一松さんの所へ歩み寄った。
『一松さん!一松さんは何がしたいですか?』
「…………コスプレして欲しい」
『へっ?』
「お、良いねーコスプレ!」
一松さんの要望に指をパチンと鳴らすおそ松さん。
私は眉を下げて困り顔になると、誰にも気付かれない様に小さく溜息を吐いた。
『……解りました。何のコスプレですか?』
「してくれんの?……猫耳と猫の尻尾が付いたメイド」←
『っえ!?』
「俺的にはミニスカのサン__ウボァ!!」←
『おそ松さんには聞いてませんよ……』
私はまたおそ松さんの鳩尾に鉄拳をかますと、更に眉を下げた。←
『その前にあるんですか?メイドさんの服……』
「あるよー?」
『何ッであるんですかぁぁあああ!?』←
「へぇ凄い。おそ松兄さんが言ってたミニスカのサンタ服まである」←
私の質問を無視してワイワイと騒ぎ出した松野さん達。
私はただガックリと項垂れるしかなかった。
『猫耳と猫の尻尾なんて無いでしょう!?』
「ん、あるよー?」
『はああぁぁぁ……。何であるのぉ……』←
「じゃ早速着替えてきてよー。何なら手伝ってあげようか?」
『い、いりません!』
おそ松さんが変な手の動きをさせてニヤニヤしながら近付いてくるのを逃げてから、私は二階の部屋に入った。
『うぅ……これ着るのかぁ……』
私は目を伏せて覚悟を決めると、猫耳と猫の尻尾を付けてメイドさんの服を着た。
部屋を出て、階段を降りる。
心拍数が上がってきてるのが解る。
私はわざと遅くス〜ッと襖を開けた。
__
3/28に「おそ松さん」終了とか生きていけねええぇぇぇ!!!←
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ロシェ - は〜あ。「おそ松さん=腐女子ひどい〜」とか、皆さんn…もう無理いい!私、自分に嘘はつけん!<ラッキーハプニング?>の時のチョロ松可愛いすぎかよお!夢主様代わってえ!シkゲフッゴフッチョロ松推しだお☆にゃーちゃん応援してるチョロ松を応援してる。 (2017年12月12日 19時) (レス) id: 9a5f33edfe (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - ヤバイ!面白すぎて好きすぎて泣ける! (2017年3月29日 21時) (レス) id: 12f186d333 (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ユカさん» 分かる、分かるぜ大いに分かる!!しかし・・・・・・。私の家庭では【松=腐女子】というイメージが強い!!酷い!実際に腐ってゲフン何でもかんでも決めつけないで頂きたいものですなあ。でもこっそりストラップとファイルはゲットしちゃいましたスミマセン(( (2016年12月28日 0時) (レス) id: 50c053d93a (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - 白蜜姫さん» ですよねえええぇぇぇ!!おそ兄良いですよねえええぇぇぇ(( 私も光速の速さで二階に行くぜ。おそ兄に「嫌い」と嘘ついてでも行くぜ。おそ兄愛してるううぅぅぅ!!長男過激派ですね(笑)コメントありがとうございます! (2016年12月27日 23時) (レス) id: 50c053d93a (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - 折原臨さん» どっ、何処だっ!?『ンなこたァ知るかよ』と口悪く言ってる所かっ(( すみません。アクセラレータって何ですかね・・・・・・?おうふ、すみません知識が浅くて・・・・・・。コメントありがとうございます! (2016年12月27日 23時) (レス) id: 50c053d93a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粉粉粉粉粉 | 作者ホームページ:http://Conago
作成日時:2016年1月31日 19時