お隣さんは男装女子！？【おそ松さん】

第３６話　「お世辞？違う＿＿本音」 ページ37

私が頭に？マークを浮かべている間に、おそ松さんが「フルボッコだドン☆」されていた。←

『そ、そこまでしなくても良いのでは……』

「ダメだよ！この長男はクズでバカでゲスいんだから！！」←

『クズとバカ関係ありますか……？』

私が苦笑いしていると、トド松さんが口を開いた。

「あ、そうだAちゃん。もうおそ松兄さんの隣の場所、代わった方が良いよ」

『え？じゃあ誰の所に行けば＿＿』
「俺抜きで話進めないでくれるぅ！？」

さっきまで倒れていたおそ松さんが、ガバッと立ち上がってこちらに寄って来た。

私はさっきの事を思い出して、自然に顔が赤くなるのが解った。

『あ、ああ、あの、私、カ、カラ松さんの隣に行き＿＿』
「「「えええぇぇぇぇ！？」」」

私が言い終わる前に悲鳴を上げる六つ子。

聞いてくれよ私の話を。←

『だ、だって、カラ松さん、安全そうだし……』

「コイツが安全！？どこがぁ！？」

「男は皆、狼なんだよ！？」

『トド松さんも男じゃないですか』

「僕は違う！僕は“可愛い”男の子！！」←

『男には変わりないんじゃ……？』
「あるのぉ！！僕は可愛い！！」←←

それってナル＿＿おっと誰かが来た様だ。←

「お、おお、俺はっ、ぜ、全然っ、構わないんだが！？」

そう言いカッコ付けながらも、顔が赤くなっているカラ松さん。

うん、何か純情的な感じで可愛い。←

『そうですか？じゃあお邪魔し＿＿』
「ちょ、待てよ。俺の立場はぁっ！？」

『い、いつも通りの所じゃないですか？』

「えーっ！折角、可愛い女の子が隣に寝てきたのによぉー」

『か、可愛い、って……。お世辞はいりませんよ……』

私はまた苦笑いすると、おそ松さんはポツリと呟いた。

「……お世辞じゃねぇし。本音だし……」

でもその声は、私の耳にも、誰の耳にも届かなかった。

「あ、じゃあ僕の隣からも離れる……、って事……？」

そう言い何故かしょぼんとしているチョロ松さん。

『いえ、カラ松さんとチョロ松さんの隣です！』

「あ、そうなんだ……！」

しょぼんとしていたチョロ松さんは、さっきまで暗いオーラを放っていたのに、今は明るいオーラが眩しい位に放っている。

しかも、ニコニコの笑顔で。

………いや、ニヤニヤの笑顔で……。←
＿＿
おそ松兄さん可愛過ぎワロタ。←
ﾔﾊﾞｲﾔﾊﾞｲﾔﾊﾞﾔﾊﾞｰｲ。←←

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