6-6 ページ14
急いで部屋に駆け込んだ俺たちに赤い液体がかかる
ym「…血？」
もしかして王子様が…⁉
そっちを見ると
cn「…寝て、る？」
すやすやと寝息を立てていた
じゃあ、この液体は誰から…？
tk「オ、イ…。
圭、人」
マフラーを強制的に巻きつけられた雄也が指差す
そこにいたのは呆然をしているマリウスと右腕から血を流している圭人だった
圭人は身を挺して王子様を守ったのだ
mr『…意味わかんない。
なんでそこまで守るの？
【童話】を壊されたくないから？』
kt「…I don’t know」
圭人はフッと笑う
kt「気持ち悪い仮面被ったままでいるな。
これ、薮くんに言われた言葉なんだよね」
人魚姫がやってくる
kt「今までが普通に思っていた。
こんなの仮面だなんて思わなかった。
どう頑張っても…こんなの外れないとも一瞬考えた」
そして圭人は人魚姫を見つめた
kt「でもね、頑張ったら皆が自分の本当の姿わかってくれるんだよ。
それは自分からアクションすることが条件なんだけどね…。
大丈夫、キミは心優しいから。
自分が消えるってわかってても王子様を殺せなかった」
そして無理矢理立ち上がって人魚姫に抱きついた
kt「もし生まれ変わったら…俺のお姫様になってくれませんか？」
人魚姫は話せない
代わりに涙を浮かべてコクリと頷いた
それが…【童話】を救った証
mr『もうわかんない。
人間って理解できない‼』
マリウスは困惑している
sr『理解できない。
だからこうやっているんだよ』
mr『うるさいうるさいうるさい‼』
マリウスは手榴弾を投げようとする
mr『…あれ？』
だけど投げてこない
逆に涙を流していた
mr『どうして…泣いてるの？』
ym「マリウス…？」
マリウスはそのまま消えていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
慧jump(プロフ) - れっしーさん» コメントありがとうございます！！まとめての更新なので更新速度は遅いですがこれからも皆様が楽しんでいただけるように作っていきますので応援のほど、よろしくお願いします！！ (2021年3月21日 21時) (
レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年3月21日 21時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2021年3月15日 10時
