【ツイステ】なにも、要りません。

【討論】 ページ34

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早速レオナ様の部屋に入って、討論を始める。

小さな紙を用意して、私は図を書いた。


『つまり彼らが言いたいのは、教育費を国が負担するのは難しいということ。

何も、全額負担は要らないんです』


レオナ「ほう」


『国民は教育費ですら払えないんです。
それには職が当然関わってきますよね。

働けないのだから、金なんて稼ぎようがない』


レオナ「だろうな。
農業をしようが酪農をしようが、水は足りない、土地も悪い。

金を持ってるやつらが少ないから、ろくに商品も売れねぇ」


『そう、そういうことですよ。
次は議会に、職種を増やさせることを提案しましょう』

レオナ「職種を増やすなんて、政府に出来ねぇんじゃねぇのか？」

『例えば、国一丸で企画したお祭り。
お祭りといえば、やはり露店や屋台というものが必要ですよね。

今は冬なので来年からですが...
花火大会などを開いて、露店を国民に経営させる。

参加するのは国民だけじゃない。
他の国からだって来るでしょう』

レオナ「必ずしも金持ちが来るとは限らねぇ」

『来年の7月の末、サバンナ周辺の国が大きな会議をすること、ご存知ですよね』

レオナ「...アンドロイドとは思えねぇな。
賛成だ。

つまりは、一時だけ他の国に頼ってある程度経済的余裕を持たせるんだろ。
その余裕で、新たな職種が生まれていく」

『ええ、そうです。
ニホン、という東洋の国も農業など経済的余裕や発展から職種が増えたと聞きましたから。』


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