『契約を結んだ。』 ページ4
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アズール「ちゃんと守ってくださいね。」
そう気持ち悪い笑みを浮かべる。
いつもの作り笑いだ。
まぁいいか、とその笑顔に沿うように笑う。
『もちろん。』
そう言ってあたしはアズールの部屋から出る。
よし、寝よう。
部屋に入って布団に入る。
目を瞑ると、突然吐き気が襲った。
どうしたんだろう。
何か食べただろうか。
目を開けて、水を飲む。
もう一度布団で目を瞑ると、また吐き気がする。
なんで。
いつもなら目を瞑ったら寝れるはずなのに。
目を開けて、息を吐く。
もう一度目を瞑ると吐き気はなかった。
どこか、気持ちが落ち着いていなかったのかも。
ドン、とたまに水槽に魚が激突する音が聞こえる。
その度に少し可哀想だなんて考える。
考えてちゃ寝れないのに。
そういえば小さい頃、よく言われていた。
オオカミに森にさらわれるって。
さらうのは小さな子なのに。赤ん坊なのに。
変、とずっと思っていた。
フェージャはよくそれを信じて寝ていた。
あたしは寝ずに本を読んでたけど。
...実際、信じてなかったのかもね。
あいつはあいつで何かしてたのかも。
ちっちゃい頃、紅茶が大好きだった。
......なつかしいなあ。
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おとーふくん(プロフ) - ありがとうございます!!気をつけます!!死柄眼残夏さんも体調にお気をつけて自身の小説更新、がんばってくださいねー!!! (2020年7月16日 7時) (レス) id: 2f2d7a1768 (このIDを非表示/違反報告)
死柄眼残夏(プロフ) - とても面白いと思います!!ツイステも文ストも大好きです!!体調に気を付けながら更新頑張ってください!!応援してます!!♪ \(^ω^\ ) (2020年7月15日 20時) (レス) id: 43c43a1464 (このIDを非表示/違反報告)
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