主人公（ヒロイン）の親友（モブ）らしいのですがどうしてこんなイケメン達に愛されるのでしょうか【d!】

第四話「遅刻」 ページ5

『あーやばい！！やばいよこれどうしよ！』


「急げ〜」


『行ってきます！！』


「慌ただしいなぁ…行ってらっしゃい！」


母の苦笑いを見てから玄関を出る


眠すぎて二度寝してしまった


家から学校まではいつも35分かかる


なのに学校が始まるまであと15分…


これはバスか！？


でもバスがあるかどうかも…


と息を切らしながら走っていると


後ろからエンジン音が聞こえてくる


ちょっと振り返ってみると


後ろからリムジn…


『いや…は…』


ここらへんになんでリムジン！！？


驚きのあまり思わず立ち止まってしまう


するとリムジンも止まる


『いやいやいや、どういうことや…
いや、私には関係ないよなうんうんうん』


とまた私は走り出す


「おい、ちょ！待ち！」


『えぇ…』


リムジンの窓を開けて叫ぶ金髪の人


同じ学園の制服…だけど


あの人って…


「ほら、はよせい！遅刻してまうで！」


『わっ！』


気づいたら腕を掴まれリムジンの中に連れ込まれる


『え、あ、のぉ…？』


状況が理解出来ないままリムジンは動き出す


リムジンの中にはこの間橋ですれ違ったというか


目が合った不審者達が居た


「いやー！危機一髪やったなぁ！！」


右隣で金髪の人が満足そうな笑みを浮かべている


「大体お前う⚫こ長すぎんねん！」


「まぁええやろ！
そのおかげでAちゃんに会えたんやから！」


リムジン+不審者=危険!!?


やばいよやばいよ


「Aこれ食うか？朝飯まだやろ？」


『えっ…』


左隣のフードを被った人からチーズバーガーを渡される


いや、朝から？


『あ、あのありがとうございます…』


いやこの状況を飲み込むなA

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