主人公（ヒロイン）の親友（モブ）らしいのですがどうしてこんなイケメン達に愛されるのでしょうか【d!】

第三十三話「連れ込み」 ページ34

〜〜〜♪


何かの音が鳴ってる


スマホ…？


！？


《07:50》


もうそろ8時やんけ！！


寝坊したことに気づき布団から飛び出す


いつも疲れたりした日の次の日は寝坊してしまう私


この間は11時だったっけなぁ…


なんて思いながら支度を急いだ



『いやもう急いだ所で間に合わないんだよなぁ…！』


スマホを片手に必死に走るが


時刻は《08：18》


あー終わったはい、終わりましたぁぁぁ！！


「Aちゃん！！」


『え！？』


いきなり私の横に停まったバイク


「乗ってください」


そう言ってヘルメットを脱ぎ私にヘルメットを渡す…


『ショッピさん！？』


「ほら、早くしないと遅れますよ？」


『え、でも私バイク乗ったことない…』


ショッピさんの後ろに乗り密着する形になる


「大丈夫です。俺に掴まっててください」


そう言われたのでショッピさんの肩を掴む


「腰に掴まらへんと」


『！！』


そう言われ恥ずかしながらも腰に抱きつく


「ッ…(当たってる…！)」


しばらくするとショッピさんは発進する


怖い怖い、けどなんか楽しいっ！



《08：27》


あと3分！！


バイクでなんとか学園に着く


『あ、あのありがとうございました！』


「こ、こちらこそ」


『え？あ、はい…？』


「じゃ、じゃあ！また」


こちらこそって…？



「ショッピ、なんか顔真っ赤やん」


「…気のせいや」



あれからなんとか間に合い普通に授業を受けた私


そして帰り


「おぉ君が噂の美少女？？
ちょっと家まで送ってあげるから車乗ってきなよ〜！」


もう少しで美香ちゃんの家なのに


突如現れた黒服のいかつい若者に


車の前まで連れられる美香ちゃんと私


『あの、もう家なんですけど！』


「えーじゃあドライブ！ドライブ！
欲しいもの買ってあげるから！」


「何やってんねん」


「あ？」


後ろを見るとコネシマさんと水色の髪をした男の人が立っていた


「何でもねぇからよ、下がってろよ餓鬼」


ﾄﾞﾝｯ


『ｯ!!?』


コネシマさんに近づいた直後腹を殴る若者


「ｯ…誰が餓鬼や！」


「あ？お前ら以外に誰がいるんだよ」


「てかそれより」


「おい！」


「後ろに警察居ますよ」


水色の人が後ろを指すといつの間にか


車を囲んだ警察官が周りに居た

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