跳べない君を慈しむ【wrwrd】【BL】

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shp side



俺は大先生を睨みながら、大先生は俺を冷めた目で見ながら大学へと続く道を歩いている



お互いにバチバチしている俺たちを知ってか知らずか先輩はコンビニに寄ろうと言い出した




とてもいい笑顔で



心がちょっと軽くなった



さすが先輩


かっこいい


得意のよいしょを心の中でひたすらに呟きながらついて行く




俺と先輩は小腹が空いていたため食料品売り場へ



大先生はどっか行った(((




すると先輩が



俺にしか聞こえないような声で




『俺は信じとるで』




と言った




あぁ、もう、本当にすごいな



だってただ簡潔に放った言葉1つで




俺をこんなにも喜ばせる

幸せにする

愛をくれる




なんて俺は幸せ者なんだろうか



でも、いつも先輩からばかりで俺から何かをしたことは無いな



どうしよう、



恥ずかしいけど

この喜びは伝えたい




『俺だってこんなに好きなんやぞ〜！』


って




そうだ





ぐるぐると頭の中を回る矛盾を解決するべく



俺は羞恥心を取り払った





先輩の程よく筋肉のついた腕をグイッと引っ張り





急なことに上手く対処出来ず、バランスを崩す先輩を屈んでいるような状態にする






そして耳元で一言








『大好きです』



ついでに頬にキスをする





先輩はその大きな目をぱちぱちしている




……これっ……




予想以上に恥ずかしい








でも、





こんな先輩を見られるなら









たまにはやってもいいかな

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