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人質って……
探偵社《はぁあぁあ！？》
国木田くん達が驚きを隠せないと云う様な声を出した
今日は俺に三件の依頼があったような気がする
後回しにしてしまおうか
逢沢「…人質って如何云う事ですか？」
逢沢くんが先生に問う
柊「俺の目的が達成するまで、皆にはこの教室にいてもらう」
「フフッ…」
「アハハハ！」
「アッハッハッハッハッ！」
教室中から非道く五月蝿い笑いが溢れ出す
香帆「ぶっきー滑っちゃったねー！」
水越「卒業式前だから浮かれちゃったんだよね！
いいよいいよ、そういうぶっきー嫌いじゃないよ！」
諏訪「ねぇーもしかしてさー卒業に関わる重要なことってこれ？この為に全員出席するよう呼びかけたの？」
云いたい放題云っている
勿論本気だろう｡先生は何時もより冷たい目色をしているからな
柊「そうだよ｡卒業する前にみんなと一緒に是非、解決しておきたい事があって」
解決しておきたい事…景山玲奈の件だろうか？其れ意外に解決する事は無いよな…
甲斐「なんだよ…んな事ならよ家で寝ときゃあ良かった…阿呆らし…帰るぞ」
そう云って後ろのドアを開けようとするが開かない
柊「扉は開かないよ。特殊な鍵を掛けたからね」
あぁ、だから先刻…
甲斐「ちっ…さっきから訳わかんねぇ事ばっか云いやがって」
柊の胸ぐらを掴み、睨みつける
甲斐「さっさとドア開けろよ！」
先生は余裕の表情だ
勝てると思ってるからこその表情なのだろう
先生は甲斐くんの掴んでいた腕を掴み、反対の手で胸ぐらを掴んで彼を教卓に押さえつけた
そして、彼のポケットの中から先生がバタフライナイフを取り出した
柊「こんな物騒なもの持ってきちゃダメだろ。没収だ」
今まで柊をなめていた空気が一気に凍り付く
男子2人で柊に殴りかかっていたが返り討ちにあっていた
宇佐美「ぶっきーって雑魚キャラじゃなかったんだ…」
先生を雑魚キャラ呼ばわりは凄いな…ある意味尊敬だな…
柊「こう見えても、昔はアクション俳優を目指していたんだ」
だから動きが結構成っていたのか…なんて考えていると、みんなの声にならない悲鳴が起き、黒板に目をやった
すると、先生が甲斐くんの顔の横にバタフライナイフを刺していた
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作者名：オタクは楽しい！ | 作者ホームページ：http://2007817
作成日時：2021年3月15日 1時
