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教室中がシンッとして、茅野に目を向ける
茅野「なんで死んでまで悪口言われなきゃいけないの!?」
俺の知ってる中で、彼女は初めて自分の感情を大きく露わにした
茅野「…許さない…絶対許さない!!!
……でも、一番許せないのは私だ。私は…玲奈を被写体としか見てなかった…先生の言う通り、玲奈が手紙を書いたのはちゃんと理由があった。
さくらとは友達になれない…滲んでるの…なれないの文字が、麗奈の涙で滲んでるの……
手紙を書いたのはきっと、違うんだよって伝えたかったから…本当はずっと、友達だよって伝えたかったから…私はそれに気付こうとしなかった…気付かないフリをした…怖かったから…
私も麗奈みたいに無視されるのが怖かったから…私は…麗奈のSOSを踏みにじった…麗奈がじさつしたのは…私のせいだ…私のせいで、麗奈は命を絶った……ごめん…………ごめんね麗奈…」
…そんなことある訳がない。其れに先生が欲しい答えは其れじゃない
柊「それが、お前の答えか?お前のせいで影山麗奈は死んだ、そうか?」
茅野「……はい」
そう、正解の訳が無いのだ
だって、彼女を殺したのは、もっと別の…
大量の人間たちだ
柊「残念ながら、今の答えは不正解。確かに、影山はクラスメイトから無視された。そして、親友のお前にもさけられて、深く傷ついた。でもそれがなくなった理由じゃない」
茅野「違う、私のせいなんです!本当にわた…柊「お前のせいじゃない…」
里見「なんでそんなことがわかんだよ!」
柊「影山本人から聞いたからだ!」
柊「何故、クラスメイトが死ななければならなかったのか。卒業までの10日間で一緒に考えるんだ
____さてと、不正解だった場合、ペナルティが課せられるんだったな」
…本気で殺そうとしているのなら、俺はこの生徒達を守らなければいけない
例え…俺が死んでもだ
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作者名:オタクは楽しい! | 作者ホームページ:http://2007817
作成日時:2021年3月15日 1時