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__朝。
カーテンからは太陽の光が漏れている。
そんな中、私はある二人の迎えを待ちながら、制服の身だしなみをチェックする。
「おーい、A〜!迎えに来てやったぞ〜!」
「きゃあぁぁぁ!!!」
ノックもせずに急に入ってきた幼馴染みの一人、木村雅斗。
「うっせぇな。朝っぱらから大声出すんじゃねぇよ」
「あんたねぇ、もし私が着替えてたらどうするのよ!」
耳を塞ぎながら言う雅斗と胸の前で両手でクロスさせる私。
お互い睨み合ってると、雅斗の後ろから小柄なもう一人の幼馴染みが出てきた。
「もう二人とも喧嘩しないでよ。遅刻するよ?」
間に入って、私達の喧嘩を止めようとしている、横山智輝。この子も幼馴染み。
「そ、そうだよね…さっ、出発しよう!」
「相変わらず元気だな…」
私はベッドの上に置いてあったバッグを背負って玄関へ向かった。
「いつもごめんね〜」
リビングからはエプロンで手を拭きながら出てくるお母さん。
智輝は『いえ、僕達が来たくて来たんで……』と礼儀正しく言う。
「んじゃ、行ってきまぁす!」
靴を履き終わると、3人で家から出ていく。
今日も賑やかな一日になりそうだ。
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時