【イナズマイレブン】Hide and Seek【オリオンの刻印】 (ページ43)

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Dream story.040 ページ43

「朱月、あとは何がいる？」
「えっと……監督愛用のシャンプー＆コンディショナーに固形石鹸、それからトイレットペーパーですね」

監督に渡されたメモを片手に、あと足りないものを読み上げていく。
それをきいた他の人達はバラけて目的のものを手に取っていった。

吹雪さんが手に取ったのは、さきほど読み上げた"監督愛用のシャンプー"。
それのラベルには、【私のオススメアルヨ】という普段喋らない口調で紹介されている監督が貼られていた。

それを見て不快に感じたのか、毒を吐いた剛陣さんの言葉に小さく笑うとメンチを切られた。
面白い人だな、なんて思いながらメモに目を写す。

＿＿アイツがいない今が、とても楽しい。
このまま、こんな時間が終わらなければいいのに。

「これで全部かな？会計行こっか」
「そう……ですね、行きましょう！」

一人一つずつレジ袋をぶら下げて帰る途中、氷浦さんはずっと思い詰めた顔をしているかと思いきや、口に出したのは"無敵ヶ原富士丸"という少年の名前だった。

先日襲われた日からずっと気にかけていたらしく、それを聞き入れた明日人さんは探そうか、と提案する。
風丸さんに待ったをかけられるも、剛陣さんや吹雪さんが乗り気になったため、彼を探すことになった。