【イナズマイレブン】Hide and Seek【オリオンの刻印】 (ページ17)

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Dream story.015 ページ17

クラリオさんは、高見の見物から目的が変わったために国に帰ることにした。

そういった後、フィールドから去っていった。

あの後で私達イナズマジャパンは、久遠監督のもと、それぞれに組まれたメニューをこなしていた。

私の練習は……。

「おい朱月、俺の相手しろ」

「いーや、コイツの相手は俺様だ」

DFとして先程の3人の相手をすることだ。

その中でも灰崎君と吉良さんは抜かされたことを根に持っているのか、妙にねちっこい。

「……豪炎寺さん、ヘルプなのです」

「俺よりも鬼道を呼んだほうがいいだろう。呼んでくる」

未だに互いにオラオラと顔をつけあっている間に、豪炎寺さんから2人のことを耳に挟んだらしい鬼道さんが側までやってきた。

「はぁ……ここまで俺は世話を焼かないといけないのか」

"ここまで"……？
鬼道さんが溜め息と共に言った言葉をオウム返しで聞くと、豪炎寺さんに首をかしげられた。

「朱月、"強化委員制度"を知らないのか？」

「知ってますよ？そのことによって円堂さんが利根川にいらっしゃいましたもの」

「なら話は早い。
その件で鬼道は星章学園に派遣され、灰崎にサッカーを教えたんだ」

「じゃあ……お二人は"師弟"ですね！」

そういった後、灰崎君の矛先がこちらへ切り替わったのは言うまでもない。