三社鼎立>>1 ページ41
「う……」
目を覚ますと、ツンと薬品の匂いが鼻を刺激する。
敦は敵と対戦したが、やられてしまったのだ。
そして、此処は探偵社の医務室。
誰かが運んでくれたのだろう。
「!?」
目を覚ましたのはいいものも、身動きがとれない事に気がつく。
身動きがとれなかった理由は、ベルト(?)ようなものが自身に巻き付いていたからだ。
コツ…と隣から気配を感じ取る。
ブォオォと何かのエンジンがかかる音がする。
「さァ、治療の時間だよ!」
そこには、電動
その目はギラギラと光っており、電動鋸を敦に向ける。
「ひ……ひぎゃぁあぁあぁああ…」
その叫び声は、一階の喫茶店にまで聞こえたらしい。
・
・
・
・
ず〜んと絶望しきった顔をみせる敦と国木田、A。
だが、その肌は与謝野の能力のおかげか、ツヤツヤになっていた。
敦の前では、解体されたにも関わらず宮沢がスースーと寝息をたてて、気持ち良さそうに寝ている。
「全く、
「工合は如何だ」
奥の部屋から福沢が出てきた。
国木田は伏せていた顔をガッとあげ、メガネを掛けた。
「社長。申し訳ありません。俺が居ながら」
「
「でも、今外出は……」
バタンと音をたて、福沢は探偵社を出ていった。
「ハァ、ありゃ相当
「福沢さん、いつもよりこわかった……」
「?」
ガタガタと震えるAに、敦は意味が判らないとでも云いたそうな顔をしていた。
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菓海手(プロフ) - 皆、コメントちゃんとみてね!!!! (2016年6月20日 20時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - キーワードの『少々カゲプロ』をおして、続編である『蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス・男主・マンガ沿い。4】』をご覧ください。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - 実は、この小説をつくったアカウントが無くなりまして、しかもパスワードも忘れてしまい新しいアカウントを作ったので、続編として4をつくりました。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 面白いですね、更新頑張ってください。応援してます!! (2016年6月1日 1時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - あの一中の生徒ですか? (2016年5月29日 10時) (レス) id: 7ac5ab82e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年5月28日 22時