花と紅葉、雪と金色>>3 ページ37
ドンと一つの車が、電信柱に激突しガラスにヒビが入っていた。
そのすぐ傍には、二人の男がいる。
「僕のロシナンテ号が……もうここで寝ていい？」
うつ伏せになっている男が、長身の男に問う。
「目的地まで……歩くしかない」
「この国の道は狭すぎだね？」
がばっとうつ伏せになっていた男が顔をあげた。
「は……早く、終わらせて……帰りたい。外出は……四年振りだ」
ブツブツと喋りだす長身の男。
「まあいいや、行こう。『
･
･
･
･
キンッキンッと鳴り響く中、鏡花と尾崎は戦闘を繰り返している。
「見よ！この
尾崎はそう云い、笑っていた。
「違う______！」
それでも戦闘は続く。
「……のう、鏡花や。そなたの気持ち……判らぬでもない。じゃが……無理なものは無理なのじゃ。
《逃げよう、紅の字。二人で生きるんだ。僕と君ならば、どんな場所でも______》
尾崎の脳の中で、昔の事を思い出す。
「同じく光に焦がれ、焼かれて落ちた女が
その顔は、とても悲しそうで少し目が潤んでいた。
鏡花は自身の手をぎゅっ…と握る。
「でも、そうだとしても……一度見た夢を、頭から消すことは」
ゴオォォッと『夜叉白雪』が尾崎に近づき、首を落とそうとするが、『金色夜叉』によって阻止された。
「戻れ鏡花。判っておる筈じゃ」
「嫌______戻りたくない。それでも私は______」
「そなたは目的の為に
「「「！！」」」
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菓海手(プロフ) - 皆、コメントちゃんとみてね！！！！ (2016年6月20日 20時) (
レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - キーワードの『少々カゲプロ』をおして、続編である『蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス･男主･マンガ沿い。４】』をご覧ください。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - 実は、この小説をつくったアカウントが無くなりまして、しかもパスワードも忘れてしまい新しいアカウントを作ったので、続編として４をつくりました。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 面白いですね、更新頑張ってください。応援してます!! (2016年6月1日 1時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - あの一中の生徒ですか？ (2016年5月29日 10時) (レス) id: 7ac5ab82e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菓海手 | 作成日時：2016年5月28日 22時
