たまえなく過去へ押し戻されながら(前編)>>11 ページ19
そんな会話をしていると、モンゴメリの声が部屋に響き渡る。
「ルールは簡単よ!可愛いアンと追いかけっこをして、タッチされたら皆さんの負け。捕まる前に、その鍵でドアを開ければ、皆さんの勝ちよ。人質のみんなをお返しするわ」
ポウッと谷崎たちの前に一つの鍵がでてくる。
「それで、参加されるのは誰?」
モンゴメリが怪しい笑顔をみせる。
「二人同時でも良いのか?」
「勿論、よろしくってよ。お遊戯はみんなの方が楽しいもの」
ぱぁっと明るい笑顔をみせるモンゴメリにたいし、敦たちには緊張が走っていた。
そう、敦たちは空間に虚像を映し出す『細雪』を作戦に取り入れようとしているのだ。
「一応お断りしておきますけど、部屋の中では暴力は禁止よ。この部屋の中にあるものは、傷つけたり壊したりできないようになってますから。準備はよろしくて?」
「ああ」
スタートの合図が鳴ると、パシッと谷崎は鍵を手に取った。
走り出そうとすると、ガッと何かが捕まったような音がした。
それは、アンが谷崎を捕まえた音だった。
「ひとりめ、捕まえた✩」
シャァベッタァァァァァァァ!!!
次回「たまえなく過去へ押し戻されながら(後編)」______
「試すかね?」
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菓海手(プロフ) - 皆、コメントちゃんとみてね!!!! (2016年6月20日 20時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - キーワードの『少々カゲプロ』をおして、続編である『蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス・男主・マンガ沿い。4】』をご覧ください。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - 実は、この小説をつくったアカウントが無くなりまして、しかもパスワードも忘れてしまい新しいアカウントを作ったので、続編として4をつくりました。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 面白いですね、更新頑張ってください。応援してます!! (2016年6月1日 1時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - あの一中の生徒ですか? (2016年5月29日 10時) (レス) id: 7ac5ab82e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年5月28日 22時