ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス(後編)>>5 ページ31
「よくも 敦くんを____」
ブワッとAのまとう空気が変わった。
いつもの優しい空気ではない、冷たく、誰もがゾッとするような空気だ。
芥川はそれに気づき、Aの方へ振り返る。
「“目を合体させる”!!」
そう云ったAの目は、血のように赤くなった。
頬には、蛇のような鱗があり、髪も天然ウェーブではなく、蛇の歯のような髪になっていた。
「貴様、まさかメデューサか」
芥川は、Aに黒獣を向ける。
「みんなを きず つけないで !!“目を醒ます”」
Aの目は、右が赤黒く左が黄緑色に光った。
Aは、黒獣を避け芥川の方へ走る。
それはほんの数秒で、芥川の近くまで来ると、Aはドカッと芥川の鳩尾を殴った。
「芥川先輩!!」
樋口は叫んだ。
Aは蛇を操り敦の完全に治した。
その時、黒獣がAの心臓付近をグサッと刺した。
「うっ…」
Aは、バタリッと倒れた。
「真逆、こんな処にいたとは______!」
芥川はAに近づくと、目を見開いた。
蛇がAの心臓付近に行き、Aの傷が完全と云っていいほど再生したのだ。
だが、Aは起きなかった。
疲れきって寝たのだろう。
その時、上からパキと何かを踏む音がした。
「何ッ……」
そこには、半分虎化した敦の姿があった。
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霊華 - 林檎によってかわるから38kg位っすか? (2018年9月14日 16時) (レス) id: 55c6bf7b1a (このIDを非表示/違反報告)
セフミ - 主人公くんが、刀剣乱舞の今剣に思えてしまう。そんなボクは重症ですね (2016年8月2日 23時) (レス) id: c57fb13ef8 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» 今日の夜から更新再開します。面白いと云っていただき、ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - お役にたてたら幸いです( ´ ▽ ` )面白かったんで、更新頑張ってください!! (2016年5月4日 17時) (レス) id: 43566f1e32 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» ぐふっ……。マジかよ……教えてくださり ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年4月29日 16時