或る爆弾>>6 ページ18
「社長」
「しゃ、社長！？」
敦が叫んだからか、福沢は敦の方をみる。
「そこの太宰めが、「有能なる若者が居る」と云うゆえ、その魂の
「君を社員に推薦したのだけど、
「で、社長……結果は？」
福沢は敦を見下ろし、息を吐く。
「太宰に一任する」
そう云うと、福沢は奥の部屋へと姿を消した。
「…………」
「合格だってさ」
はっと我に返った敦。
「つ、つまり……？僕に斡旋する仕事っていうのは、此処の……？」
クスッと太宰は笑い、手を広げる。
「武装探偵社へようこそ」
そう云われた敦だが、汗はふき出すばかり。
「うふ。よろしくお願いしますわ」
「い、痛い。そこ痛いってば。ナオミごめんごめんって！」
その妹____ナオミ。
ハッと敦は気づいた。
ナオミのところにみえるマネキンの手を。
それは、敦が転んだ時に使われた物だ。
「ぼ、僕を試すためだけに……こんな大掛かりな仕掛けを？」
ドサッと尻餅をつく敦に対して、太宰はニコッと笑いかける。
「この位で驚いてちゃ、身が
カサカサと後ろに後ずさる敦。
「いやいや！こんな無茶で物騒な職場、僕、無理ですよ！」
「おや。君が無理と云うなら強制はできないね」
そんなことを云われ、安心する敦だったが、次の言葉で安心の顔が真顔になる。
「となると、君が住んでいる社員寮引き払わないと、あと寮の食費と電話の払いもあるけど……大丈夫？」
ポカンとした敦の目に涙がブワッと流れ落ちる。
せ、選択肢ないじゃないですかあああぁぁぁ
そのような思いは、どうにもできないことであった。
ｽﾁｬ__(⌒(_'ω')_┳━──
「そういえば、Aさん出てませんでしたよね？」
「あぁ、Aは今日、休日なんだ」
「そうだったんですか」
「でも、次の話には出るから。楽しみにしておきたまえ」
−敦と太宰が退場しました−
「お初にお目にかかる、
次回「ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス(前編)」______
「我が主の為______ここで死んで頂きます」
ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス（前編）>>1→←或る爆弾>>5
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霊華 - 林檎によってかわるから38kg位っすか？ (2018年9月14日 16時) (
レス) id: 55c6bf7b1a (このIDを非表示/違反報告)
セフミ - 主人公くんが、刀剣乱舞の今剣に思えてしまう。そんなボクは重症ですね (2016年8月2日 23時) (レス) id: c57fb13ef8 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» 今日の夜から更新再開します。面白いと云っていただき、ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - お役にたてたら幸いです( ´ ▽ ` )面白かったんで、更新頑張ってください！！ (2016年5月4日 17時) (レス) id: 43566f1e32 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» ぐふっ……。マジかよ……教えてくださり ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菓海手 | 作成日時：2016年4月29日 16時
