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或る爆弾>>3 ページ15

武装探偵社

「嫌だァ………。もう嫌だ………ぜんぶお前等の所為だ……『武装探偵社』が悪いンだ!社長は何処だ。早く出せ!でないと______爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ!」

人質であろうセーラー服を着用した学生さんがいた。
犯人は片手に爆弾のスイッチを持ち少し大きなTシャツに垂れ目の男だ。
その様子を、物陰でこっそりみる太宰、国木田、敦。

「あちゃー」
怨恨(えんこん)だ」
「ウチは色んな処から恨み買うからねえ」

犯人のすぐ近くには、長方形の爆弾がある。

「うん。……あれ、高性能爆薬(ハイエクスプロオシプ)だ。この部屋くらいは吹き飛んじゃうね。爆弾に何か被せて、爆風を抑えるって手もあるけど……この状況じゃなぁ」
「どうする?」

国木田は柱の陰に隠れていたが、太宰たちの近くに来る。

「会わせてあげたら?社長に」
「殺そうのするに決まってるだろ!それに社長は出張だ」

いつもより小声で怒鳴る国木田。

「となると…。……人質をどうにかしないと」

すると、ばっと手を構える太宰と国木田。
ポンと太宰はチョキ、国木田もチョキ。
じゃんけんを始める彼ら。
勝ったのは太宰だ。
にたぁと笑った太宰は国木田に「行ってきなよ」みたいな素振りをする。

「おい。落ち着け、少年」
「来るなァ!吹き飛ばすよ!」

ばっと犯人はスイッチを構える。
国木田も両手をあげ、犯人に近づこうとする。

「知ってるぞ。アンタは国木田だ!アンタもあの嫌味な『能力』とやらを使うンだろ!?妙な素振りをしたら、皆道連れだ!」

思うように動けない国木田。

「まずいねこれは。探偵社に私怨(しえん)を持つだけあって、社員の顔と名前を調べてる。社員の私が行っても、余計警戒されるだけか……。却説、どうしたものか」

チラッと太宰は敦をみると、にやぁと怪しげな表情になる。
敦は背中に冷えや汗を感じた。

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作品ジャンル:アニメ
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霊華 - 林檎によってかわるから38kg位っすか? (2018年9月14日 16時) (レス) id: 55c6bf7b1a (このIDを非表示/違反報告)
セフミ - 主人公くんが、刀剣乱舞の今剣に思えてしまう。そんなボクは重症ですね (2016年8月2日 23時) (レス) id: c57fb13ef8 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» 今日の夜から更新再開します。面白いと云っていただき、ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - お役にたてたら幸いです( ´ ▽ ` )面白かったんで、更新頑張ってください!! (2016年5月4日 17時) (レス) id: 43566f1e32 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» ぐふっ……。マジかよ……教えてくださり ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年4月29日 16時

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