目指せあの頂上へ (ページ19)

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第17話ページ19

A「……私はライアさんがいいと思います。」

先生にサクヤさんの監視を頼まれるくらいだし。

レンさんには申し訳ないけどライアさんがいいかな……

といろいろ思っていると、フォローするようにロネさんも意見を言った。

ロネ「うん。やっぱライアちゃんがいいんじゃないかな？だって……ねえ？レンさっきまともにバトルした？」

レン「してねえよ」

A「そ、そこドヤ顔するところじゃないと思います……」

ロネ「んま、どう考えてもレンが副委員長じゃあ学級崩壊するだろうし」
レン「黙っておけば次々と……お前あとで覚えてろよ」
ロネ「え、待って、ごめん嘘!!学級崩壊は言いすぎた!!」

レンさんはロネさんの頭をコツンと軽く殴ってから、

レン「まあ俺に票が入っても真面目にやる気ないし。ライアがやったほうがいいだろ。なあシグ」

シグ「う……そ、そうだね。じゃあライアさん、よろしくお願いします」

ライア「こちらこそよろしくお願いしますね」

シグさんが差し出した手に、ライアさんは笑顔で握手した。

この二人なら、学級も大丈夫そうだ。

先生「よし。じゃあ決まったな。他の生徒の治療回復は俺がやるから、お前らは先に隣の体育館に行ってろ」

ロネ「へ？なんでですか？」

ロネさんが首をかしげながらそう聞くと先生が、

先生「これから入学式だからだ。」

と言った。

全員「え……」