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「あっ、A君！今日もありがと」
「いやいや、ナースのみんなも朝早くからお疲れ様」
バスケットに入れたサンドイッチを取り出してナースに配るA。
Aの微笑にキャーキャー騒ぐ若いナースたち。
もはやアイドルだ。
「オヤジの調子はどうだ？」
Aがナース長に尋ねる。
「A君の料理のおかげで最近良い感じよ」
「ホントは？」
「もっと肉が食べたいって」
「ハハやっぱりな。ンまあ、考えとくって伝えといてくれ」
じゃ、と言ってAはナースたちの部屋を出た。
空になったバスケットを振りながら船内を歩くA。
食堂がいつにも増して騒がしい事に気づき不思議そうに小首を傾げる。
「お、A。お前もさっさと支度しとけよ」
「何の話だ？」
食堂から出てきたイゾウにAが聞き返す。
「知らねーのか？島が近いんだ。今日の夕方までには上陸できるらしい」
「へぇー、それで騒がしいのか」
「野郎どもは欲求不満だしな。今マルコが一足先に島に入って偵察してる」
Aは軽く礼を言ってから、買い出しリストを脳内に作り始める。
イゾウはと言えば、Aがもっと喜ぶことを期待してたため少し気落ちした。
彼が思うよりAは大人であった。
「久しぶりの陸地だし新鮮な野菜や果物、食わしてやりたいな」
甲板で遠くの島を眺めながら今夜のメニューを思案するAのすぐ上に蒼い鳥が1匹。
青い炎を纏った状態でAの隣に着地した。
「マルコさん、島はどうだった？」
「なかなか良いところだったよい」
人間の姿に戻ったマルコが答える。
「作物はありそうだったか？」
「ああ、食い物には困ってなさそうだったよい」
「じゃあ今夜は野菜をふんだんに使った栄養たっぷりのメシだな」
「俺は肉のが嬉しいよい」
マルコの呟きを聞こえなかった事にして、Aは満足げに笑った。
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ぶどう - しろごまさん» リクエスト承りました！両方挑戦してみます！ (2022年10月10日 15時) (
レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - リクエストです！麦わらの一味か、ハートの海賊団に関わってほしいです！関わってくれればいいです！別に仲間になるとか、そういうのは別にどっちでもいいです。我儘ですいません。 (2022年10月9日 19時) (レス) @page9 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年9月24日 21時
