あの子との約束

遊びの約束 ページ12

Aサイド

「大丈夫！？」
「怪我はない？」
誰だろう、私を心配してくれてる。心配・・・されてる！
「あ・・えっと・・・」
私、なんで嫌なんだろう。ずっと前だから忘れちゃったかも。
でも、この状況は最悪。寒気がする。めまいがする。
視界が低い。たぶんこれは夢なのだろう。覚めてほしいと思うほど、覚めないものだ。
こんな時ばっかり悪い方向へ行くのが人間と言うものと、
随分古めかしい本で読んだ気がする。読んだときは嘘ばっかりだと思っていたが
本当だったらしい。
「A・・・？どうしたの？」




ノ「A、どうしたの？汗びっしょりだよ？」
心配されたと言うか、汗びっしょりだった事に驚いてしまう。
「ありがと、ノーマン。」
とお礼を言いおわった直後にママが私を呼ぶ声がする。すぐいかなきゃ。
といってもなあ・・・これじゃ風邪引いちゃうな。
私はママに伝えてお風呂に入ることにした。まあ、身体を洗うくらいだけど。
朝ごはんの時間に間に合うようにしなきゃ。

本当に汗でびっしょりだ。服を脱ぐだけで気持ち悪い。
シャワーで背中をながしてから、タオルを使って身体を洗う。
だいぶこれだけですっきりした。すると、脱衣所の方から音がする。・・・ヤバイ
今私は服を脱いでいて、全裸だ。もし男子だったら・・・
「あれ？誰かお風呂に入ってる？」
・・・良かった、女子の声だ。たぶんギルダ。
ギルダだったら冷静だし、他の女子よりたよりがいがある。
ドアが開く。

ギ「A・・・?イヤァァァァァァァァ！」


以外と乙女だった・・・

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