湯と夢がー壱ー ページ35
白い湯気がゆらゆらと立ちこめる御殿のお湯殿。
そこにゆらゆらとふたつの影が立つ。
男と女のものだった。
A「総悟殿、何をするのですか?」
沖田「上様、じっとしてなせぇ。」
私は今、湯舟に入っているのだが私の後ろにはお湯殿の総悟殿がいる。
私は総悟殿に後ろから抱きしめられているのだ。
沖田「上様、逃げちゃなりませんぜィ。」
A「.....はい.....」
ちょっとでも抵抗しようものなら私は彼の逞しい腕に抱きすくめられ、その中ヘ閉じ込められてしまう。
かれこれそんな状態が永らく続いた。
さすがに体は限界なのか、クラクラしてきた。
ついに私はくらぁと総悟殿の腕ヘ倒れ込んだ。
沖田「上様、上様!」
さすがに彼も驚いたらしく、私を湯舟から出し、寝かせた。
総悟殿は冷たい水を持ってきて、私の口に注いだ。
沖田「上様、あんた動けないんですねィ。」
彼は黒く笑った。
彼は横たわる私の足を無理矢理開けさせ言った。
沖田「イイ感じになっていやすねィ。」
A「だめ!」
身の危険を感じたのか、私は叫んだ。
お湯殿に響く。
沖田「大丈夫ですぜィ。続きは夜でさァ。」
私は彼にお姫様抱っこされ、お湯殿を後にした。
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牡丹(プロフ) - そぐむさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。小説の方もご愛読ありがとうございます。これからも更新いたしますので何卒よろしくお願いいたします。 (2018年11月15日 17時) (レス) id: 008b18c312 (このIDを非表示/違反報告)
そぐむ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!合格おめでとうございます!! (2018年11月15日 14時) (レス) id: 3753eef71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:牡丹 | 作成日時:2018年10月22日 22時