治療?ー最終章ー ページ45
暗闇垂れ込める部屋からは男女の吐息が、交わるように聞こえていた。
A「なんっ.....だったのですか?」
私は息切れの中、銀さまに問うた。
銀時「疲れたか?上様。」
A「.....」
銀時「そんなつれねェ態度とんなって。」
背を向けた私の背後から、銀さまは笑いながら言った。
銀時「...っとに上様は愛されてんなぁ。」
私は銀さまの方へ向き直った。
銀時「からだ中、痣の痕ばかりじゃねぇか。」
A「.....毎回毎回、皆に付けられるのですよ.....」
銀時「ほォ.....大したもんだな、上様も。」
A「.....銀さまだって...さっき、痕を付けられたでしょう?」
銀時「当然だ。俺のモノだって印をな。」
A「私.....毎晩毎晩、そんな痕ばかり付けられて.....結構、痛いんですよ....」
銀時「上様は本当に沢山の男に愛されてんなぁ。まぁ、将軍なら仕方ねぇか。日の本一のお姫様だもんなァ。」
A「これもお役目なので。」
銀時「いちばん大切なお役目か?」
A「否定はできません。」
銀時「そうか。」
A「.....でも私.....私は.....銀さまが.....」
銀時「なんだよ?」
ここから先は、恥ずかしくて言えない。
銀さまの逞しい胸板に顔を埋め、手をふれる。
!
A「.....っ!」
銀さまは、また私のからだに痕を付けた。
今度は二の腕だった。
夜はまだまだ終わりそうになかった。
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牡丹(プロフ) - そぐむさん» ありがとうございます。とても嬉しいです。小説の方もご愛読ありがとうございます。これからも更新いたしますので何卒よろしくお願いいたします。 (2018年11月15日 17時) (レス) id: 008b18c312 (このIDを非表示/違反報告)
そぐむ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています!合格おめでとうございます!! (2018年11月15日 14時) (レス) id: 3753eef71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:牡丹 | 作成日時:2018年10月22日 22時