【銀魂】絶望に花束を 4

百七十 ページ32

土方side









昨日、いつまでも飯を食いに来ないから部屋を除くとすでに眠っていた









そのままにしようと部屋を出る時目についた封筒









中には大きなものでも入っているのか膨らんでいた









最初は見る気なんかなかった









だがノリが薄かったのか少しだけ空いている









土「………少しぐらい、な」









軽い気持ちでチラリと見るとすごい量の写真が入っている









その中の1枚に小さい子供と年寄りが写ったいた









その年寄りは一度見た事件の重要人物として貼ってあったからよく覚えている









間違いなく桜家当主であり幕府転覆を目論んだ中心人物とされたいる









そのため一族全員、子供から大人までを標的とした斬首がされたと昔の事件だが知っているものも何人かいる









勝手だが静かに持ち出し自室で詳しく調べた









そして今に至る









動揺しているのか目を見開き写真をみている









全ての写真を出すとそれこそありえないと言う表情だった









文の中ではこいつの首に生まれてすぐに付けられる焼印があると書いてあった









写真の中にもいくつかあるが実物を見るまでは頷けない









『なんで…………』









唖然とするA









土「この写真に写ってんのはお前か」









『………』









何も言わずに写真を握りしめて動かない









静かに立ち上がるとAの背後に立ち









土「みんぞ」









かかっている髪を軽く掴み避けると









土「…………」









少し傷ついた焼印が確かにある









髪を離し元の場所に腰を下ろすとタバコの煙を吹き出す









『………誰がこれを』









土「送り主は不明だ」









やっと口を開けばそれだけ聞きまた黙った









一枚一枚写真を手にとっているとある一枚で手を止めた

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