【銀魂】絶望に花束を 4

百六十八 ページ30

Aside









長い長い夢を見た









見ていたはずだけど









目を覚ましたら短いような夢だった









との隙間から漏れる朝日はもう朝をとっくに過ぎている









そう………………









『寝坊しタァぁっぁぁぁっぁっぁぁぁぁ！！』









布団から飛び出て急いで隊服を着る









やばいやばいあれだけ早く寝たからもっと早く起きれると思ってた









早寝早起きなんてあてにできない！









ふと気づく私









『そういえば仕事明日からじゃん』









もーう、私ったらお茶目チャチャチャなんだから









それを自覚すると急いでいた手はゆっくりになる









全て着おえると昨日の手紙を思い出し机を見る









あれ？シュレッダーかけたっけ？









おかしいな









まぁいっか









小判が入ってるわけでもないでしょうし









え、まって









入ってたらどうしよう









ものすっごくもったいないことだよ









『そんな運があったらもうちょい給料いいかもねぇ

さぁ素振りでもしよう！』









上をどっかに置くと誰もいない道場で竹刀を振る









あんまり鈍ってない









多分石は一発で切れる！









土「おい」









いきなり呼ばれて後ろを振り返るとV字がいた









『おはざーっす

今日は私非番ですよー』









土「そう言うんじゃねぇ

俺の部屋あとで来い」









いつもなら青筋立てるのに今日は静かですな









タバコを加えたまま多分部屋に戻っていった









愛の告白⁉









断るけどついていこう









まったくもう！









人の非番を取るなんざ罪深し









竹刀を元に戻すとジャケットを掴み土方さんの出ていった後を歩く









お腹空いたなー









早く終わってくれれば万々歳









すぐにつき勝手に障子を開ける









あらまびっくり！近藤さんも総悟もいらっしゃる









『みなさんお揃いでどうしたんですか

特別会議ですか』









空気は気まずいがそこに流されないのが私なのだ









KYとか言うなよ

百六十九→←百六十七

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す