特別編 〈それぞれの感じ方〉 ページ24
ある日のこと､､､
『うぅっ､､､寒い！』
ほんっとに寒いなぁ、まぁ冬だし当たり前だけど。
もう冬も終わりかけの今日この頃、私はタマムシシティに来てるんだ。
そろそろ春服買わないとと思って、あとついででお使いもしてるんだよね。
博士は本当に人使いが荒い！､､､まぁ私も用事があったからいいけど。
さて、さっさと済ませてポケモン達とぬくぬくしますか！
よし！買い物終了！早く帰ろっと。
ｶﾂｶﾂｶﾂ､､､
『冷た､､､あっ､､､､､､雪､､､。』
､､､もう冬も終わりかけなのに、雪かぁ。
雪って言ったら、やっぱり雪合戦かな。サトシとの勝負はいつも白熱するよ！
まぁ毎回私が勝つがな！( ¯﹀¯ )
､､､雪ってさ、なんか寂しい感じがしない？
あぁっと、これは私の主観なんだけどさ。
雪はさ、毎年の恒例行事って訳じゃなくて、条件が重なって降るものじゃん。まぁ、その年その年で変わるでしょ？
だからさ、特別って感じるのよ。
でも、ずっとそれが残ることはない。必ず溶けて無くなる。それはきっと、想い出も一緒。
ずっとある訳じゃない、最初は覚えていても、いつかは忘れる。
だから私は、雪が寂しく見えるんだ。
って、なんか辛気臭いな！やめやめ、はよ帰ろう。
「ここで会うなんて奇遇だね、テンヤ。｣
『あっ、こんにちは、ワタルさん。』
「テンヤも買い物かい？｣
『はい、それにしても､､､初雪ですね。』
「あぁ、ドラゴンタイプと一緒に過ごしていると、寒さに敏感になってしまってね。｣
『へぇ〜、やっぱドラゴンタイプがこおりタイプと相性が悪いからですか？』
「そうだよ、だからポケモン達と冬は一緒に暖をとっているよ。｣
『あはは、私もですよ。ポケモン達と一緒だと、暖かいですよね。』
「ポケモンは本当に不思議で頼もしいよ。｣
『､､､はい。私もこの旅で改めて気づきましたよ。』
『､､､ねぇ、ワタルさん。』
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作成日時：2021年1月20日 19時
