87話 ヨークシンに来た理由 ページ16
団「子供？」
ノ「あ！そうだ忘れてたぜ団長！！そいつの入団の推薦するぜ！！」
もういいよ。
忘れさせろ。
団「用心のためアジトのダミーを増やしておくか。コルトピ、あと10棟いけるか？」
コ「50は平気」
団長の指示により、コルトピが街のビル数を増やす。
コルトピの具現化系能力も結構便利だな。
そして最終確認が始まる。
私がいちばん最近見たノストラード組の護衛は5人。
ウボォーが反応したのがそのうち3人。
でも結局その中にクラピカはいなかった。
団「そしてこっちがオレが調べた時のボディーガードの写真リスト。さらに2人加わっている」
フィ「すげ…」
シャ「もう新しい情報に変わってたの？」
A『お兄ちゃん立場ないね』
シャ「そういうこと言わないでよ…」汗
団「これを調べてから丸一日近く経ってる。シャル、後でもう一度このサイトを確認してみてくれ」
シャ「アイ・サー」
更にボディーガードを増やすとは。
金持ちだからとか、過保護だからとかじゃなくて、ただ単に娘の能力を失う訳にはいかないからだろうな。
親父さんのエゴだろう。
今ではその能力ももう団長のものだけど。
シ「でもなんでこのコ、ヨークシンに来たのかな」
パ「そりゃあオークションなんじゃない？」
さっきまで最終確認とか言っていた団長が唐突に黙る。
え、なに。怖いんだけど。
シャ「団長？」
団「シズク、パクノダ」
パ「はい？」
団「ナイスだ」
シ「？」
パ「はあ」
団「というかオレはバカだな。くそ…どうかしてた」
団「なぜ組長の娘はヨークシンに来たか？そこにオレが気付いていれば」
団「もっと早く鎖野郎にたどり着いていた…！！」
＊＊＊
WBC侍JAPAN優勝されましたね！
おめでとうございます！！
2023.3.22
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作者名：ゴンクラ命の荒川白希 | 作成日時：2023年3月21日 11時
