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クリスマスの翌日は、みんな朝寝坊した。
ロンとハーマイオニーはというと、二人の争点には触れないと、暗黙の了解に達したようだった。
そして、ロンとハリーは興奮気味にハグリッドが半巨人であることを話してくれた。まさか、とは思っていたが本当にそうだったとは。
でも、ルーピン先生が狼人間だった時のように、ハグリッドが半巨人でも彼が大切な友達の一人であることに変わりはない。狼人間や巨人はとても危険で、関わらないのが英断であると思っていたが、_家族や本はそうとしか教えてくれなかった_彼らのことを考えると一概にそうとも考えられなくなってきていた。
｢そういえば、卵の謎はもう解けたの？｣
｢え、あ、うん、まあまあかな。｣
そう言うハリーの顔はまあまあという風には見えなかった。
結局私たちは四人は、試合前夜まで図書館に籠っていた。かろうじて卵のヒントは分かったものの、水中で一時間生きていられる方法なんか知らん。
本の山が私の背丈ほどになると、｢不可能なんじゃないかな｣というロンの声が聞こえた。
｢ハリー、明日はとにかく湖へ行け。いいか。頭を突っ込んで、水中人に向かって叫べ。なんだか知らないけど、ちょろまかしたものを返せって。
やつらが投げ返してくるかどうか様子を見よう。それっきゃないぜ、相棒。｣
こればっかりは私もついつい笑ってしまったが、ハーマイオニーの不機嫌な声で背筋をしゃんっと伸ばす。彼女はどうやら図書館に何も役立つ情報がないのは、屈辱的に感じるらしい。
鼻毛を伸ばすといいのではないか、と話題が変わると、本の山からフレッドとジョージが顔を出した。
｢こんなところで二人して何してるの？｣
｢ハーマイオニーとロンを探していたのさ。｣
｢僕たちを？｣
｢そう、マクゴナガルが呼んでるぞ。｣
｢どうして？｣
｢知らん…深刻そうな顔をしてたけど｣
｢え、貴方たち今度は何をしたの？｣
｢何もしてないさ！｣
｢とにかく、早く行った方がいいぜ。｣
ハーマイオニーとロンがマクゴナガルに呼び出されることなど、少ないことではなかったが、ハリー抜きというのが気になった。彼は第二の課題前夜だからお情けをかけられたのだろうか？
ふとハリーの方を見るととても不安そうな顔をしていた。
｢ハリー、大丈夫よ、きっと明日にはなにかいい方法が見つかるはず！｣
｢そうだといいな…｣
なんて大口を叩いたはいいが、ハーマイオニーが居ない状態ではほぼお手上げだった。
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春(プロフ) - Kittyさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても嬉しいです(TT)新しい方もいまちょこちょこ書き進めていて、ある程度までいったら公開しようと思っています。こちらこそ、読んで頂いてありがとうございました(^-^)！ (2021年4月12日 20時) (
レス) id: a264b0de8d (このIDを非表示/違反報告)
Kitty(プロフ) - 最後の最後まで読めなくなったのは残念ですが、またドラコ ということで次回を楽しみに待っています！こちらの連載もありがとうございました。 (2021年4月10日 16時) (レス) id: 9cd6021468 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - あいうえおさん» コメントありがとうございます(TT)とっても嬉しいです……！！これからもよろしくお願いします(^-^)！ (2021年4月3日 22時) (レス) id: a264b0de8d (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお(プロフ) - めちゃくちゃ好きです！！！更新楽しみにしてますー！！！ (2021年4月2日 0時) (レス) id: 061e4b2b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春 x他1人 | 作成日時：2021年3月30日 18時
