26 ページ26
.
shp｢チーノ、まいごなるから、てつないどこ｣
ci｢うん！まいごにならないようにって、おねーちゃんがいってたもんな！！｣
ci｢あ！このかどを、ひだりやって！｣
そう言ってチーノとショッピは小さなメモ用紙を見ながら左の角を曲がった
『心配だな。。。』
ー10分前ー
ci｢チーノ、""おつかい""いく…！！！｣
『おつかい…？』
ci｢ん！おつかいいきたい…！！｣
そう言って私の服を掴みながらこくこくと頷くチーノ
shp｢チーノ、おつかいいくん…？｣
私たちの会話を近くで聞いていたショッピは、遊んでいた猫のクッションを持ちながらてくてくと歩いてくる
『えー、、でも2人におつかいはまだ早いんちゃう…？』
正直めちゃくちゃ心配だ。以前チーノとショッピが住んでいた家なら土地勘的にスーパーまでの道のりを歩けるだろうが、私の家に来てからはそうもいかない
まだ住んで1週間くらいの土地で小さな子供を野放しにするのは親として心配でしか無かった
ci｢だっておれ、4さいやで！｣
そんな私に対して元気よく4本の指を立てるチーノ。まるで"4歳は大人だ"というような言い方と表情だ
『チーノ、4歳は子供だよ』
ci｢でも、チーノはおとなやもん…！！｣
shp｢なぁ、Aねーちゃん｣
shp｢チーノがいくなら、おれも、おつかいいきたい…！｣
まずい。ショッピも完全におつかい行きたいモードになってしまった。2人の望みを叶えてあげたいけど、危ないものは危ない。親としてしっかり2人に厳しく行くのも大せt…………
ci｢おねーちゃん、おれ、おつかいいきたい……｣
shp｢ねーちゃん、あかん…？｣
『うぐ。。。。』
こんなことを言われて断れという方が酷だ
ー現在ー
shp｢つぎは、みぎやって！｣
ci｢ん！みぎまがろ…！｣
『………』
手を繋ぎながら丁寧に書いた地図を見て正しい道に進む2人。良かった…今のところは順調だな。。
結局おつかいに行くことを承諾したが、2人が家を出て"1分程度経つと"、心配が拭えなかった私は"気づいたら2人の後を追いかけていた"
ci｢おねーちゃんのために、おつかいがんばろ…！｣
shp｢せやな…！おつかい、がんばろ！｣
『………』
ただただ""心配""でしかない。。。。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
野宿(プロフ) - こぬさん» 最後まで見ていただきありがとうございました…！！ そんな！謝らないでください…！！ こぬさんを癒せるような作品を作れて良かったです！ 次回作も楽しみにしていてください…！！ (12月26日 19時) (
レス) id: 9e87cc174e (このIDを非表示/違反報告)
野宿(プロフ) - 抹茶さん» 最後まで見ていただきありがとうございました…！！ いつも作者の作品を楽しんで読んでくださって作者としてとても嬉しいです…！！ 次の小説も楽しみにしていてください〜！ (12月26日 19時) (レス) id: 9e87cc174e (このIDを非表示/違反報告)
こぬ(プロフ) - 本当に本当に完結おめでとうございますー！後反応出来なくて本当にごめんなさい！！！今この小説を見てまじで癒されました！ありがとうございます！！次の小説も楽しみにしてます！！野宿さんの小説本当に大好きです！！！ (12月25日 23時) (レス) id: 44d695f5f3 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - 完結おめでとう御座います！今回の小説もめっちゃ面白いし、癒されるしで最高でした！次の小説も楽しみに待ってます！ (12月25日 14時) (レス) @page45 id: c94ce9581d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - 野宿さん» ありがとうございます！よろしくお願いします！ (11月30日 1時) (レス) @page30 id: c94ce9581d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
