神様と共依存の深みに堕ちる話。【オリジナル】

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ざあざあと雨が降りしきる。

「あの人の方が好きだった！」

「お前なんかより、ずっと、ずっと好きだった！」

ああ、こんなの言っちゃいけない。

嫉妬しちゃいけない、

欲しがっちゃいけない、

神様と一緒に居られるのに、

こんなこと、望んじゃいけない。

私こんなにも幸せなのに、

なんでまだ諦めてないんだろう。

「……大丈夫。大丈夫だよ」

その声に、顔を上げる。

優しい微笑みがそこにあった。

「好きなだけ俺にぶつけてくれ。

お前の抱えてるもの、何もかも好きなだけ」

抱きしめられる手のぬくもりは、冷たいのに、心地良い。

「だって君がいないと、もう、俺は存在できないんだ」

――――キリトリセン。

ならわしです。

ジャパニーズファンタジー。

依存狂気異能要素流血など注意です。

どうぞよろしくお願いします。執筆状態：連載中