最後の７日間。３【緑】

横山くんへ ページ41

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横山くんへ






こんにちは。


大倉忠義です。





これちゃんと横山くんに届いてるんかな･･･？





ちょっと、いやかなり不安やけど

お返事、書いていこうと思います。






横山くんからの手紙が届いた、

というか見つけたんやけど





何から理解したらいいかわからんくらい

ほんまに驚いたし、





何より、そっちの世界では俺が死んでる？なんて

信じられへんかった。







初めはいたずらか何かかと思いたかったけど

何度も読むうちに、





書いてある字が横山くんやし、


入ってる写真も、明らかに俺ん家なんやけど、

俺ん家でみんなでパーティーなんかしたことないし


こんな写真も撮った憶えないし、




　
なにより、写真に記してある日付が

絶対にありえないもので、







もしかして･･･と思って信じてみることにしました。








こっちの横山くんに聞いてみても





「手紙？そんなん知らんわ！

今どき手紙なんてないやろ！」






って言ってたから(笑)









そっちが今どんな世界になってるか分からへんけど、

俺は、おらへんってことなんやね。






手紙の横山くん、

すごい思い詰めてる感じやったから心配です。









でも安心して。

こっちでは、俺、生きてるから。






俺もう３４歳になったよ。




手紙を書いてくれた時の横山くんと

同じぐらいになったんちゃうかな。






そっちでは長く生きれへんかった分、

こっちでは元気に長生きするつもりやから、大丈夫やで。







みんなも、元気でやってるよ。








じゃあ、こっちの俺らのこと

ちょっと話していこうかな。

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