はんぶんこ４ ページ5
泉side
「あぁー、チョ〜うざぁい！」
「泉ちゃん！
そうカッカッしないのッ！」
「ッさい、くそオカマ」
姫様が今日来るって連絡は来たのに、その姫様は未だに来ないし、もう夕方の四時前だし！
一体どこで何してるわけぇ？！
相変わらず王様は見つからなかったけど、珍しくくまくんが起きてるのに！
姫様を教えるためになるくんにお願いしてあんずも来ている
静かに俺達は、姫様を待ち続けていた
この日が来るのをずっと待ってた
あの時のように、あの笑顔でﾞただいまﾞっていってよねぇ─？
でもその願いは儚く散った
四時を少し過ぎた頃、扉の開く音が響いた
俺達は一斉に扉の向こうの相手を待った
ガチャッ───
扉から姿を現したのは、俺達が待ち続けていたKnightsの
久々に見た彼女の姿はあの時より綺麗になってた
俺達がジッと見つめてると、彼女は口を開いた
「やっほー、Knightsの皆♪
ただいま(ニコッ」
その瞬間、俺となるくんとくまくんは時が止まったかのように姫様を見つめ続けた
「……ウソでしょぉ？」
「そ……んなッ」
「ひ……めさま？？」
姫様の一言で俺達が苦しんでる事、突然出来た壁がある事を二人……
いや、姫様もきっと知らない
｢はじめまして、私朱桜司と申します♪
princess、宜しくお願い致します！｣
「転校してきた、プロデュース科の逢坂あんずです！
宜しくお願いします！」
「私は、花咲A
Knightsのサブリーダーだよ！
司くん、あんずちゃん宜しくね♪」
あの時と違う張り付いた笑顔で挨拶する姫様
「「はいっ！」」
姫様を知らないかさくんとあんずは、俺達に気付かないまま楽しそうに話してた
暫くして姫様は二人の元を去り、俺達の元へと来た
「泉、嵐、凛月ただいま(ニコッ」
姫様は知らない
俺達が一番恐れてたことが、現実になってしまった事を──
王様が帰ってきた時、ﾞもしかしたら…ﾞと話してたことが本当になってしまった事を
姫様……
いつからそんな風に笑うようになったの？
いつから俺達の間に厚い壁が出来たの？
いつから道化師になったの？
ねぇ、なんであの時より更に壊れてるの───？
まだ、今のままの姫様にﾞおかえりﾞって素直に言えない俺達は、どうしたらいい？
神様、俺達の知ってる姫様はどこですか？
姫様を返してください
じゃないと、俺達も壊れそうだよ───
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紅(プロフ) - 凄く面白かったです！続きめっちゃ楽しみにしていますね！！ (2019年7月27日 21時) (
レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ - とても面白いです!更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2017年9月5日 6時) (レス) id: 2dc106ba26 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 山沢カナさん» ありがとうございます（*＾＾*)今は過去編なのでしばらくないつ以外のメンバーはほとんど出ませんが、もしかしたら零さんは出るかもしれないです！落ち着いた頃にアドニスと零さんいれますね！コメありがとうございました！ (2017年8月9日 22時) (レス) id: fbc23405db (このIDを非表示/違反報告)
山沢カナ(プロフ) - あんずちゃんすおうくん凛月いい子!アイドル科ってことはアドさんや零さんも?いい話です!更新頑張ってください！ (2017年8月9日 22時) (レス) id: ea9d49e334 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ちょこれーとさん» 更新遅れますが、続きできるよう頑張りますので、気長に待っていてくださると嬉しいです(*^^*) (2017年6月27日 21時) (レス) id: fbc23405db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saki | 作成日時：2016年8月29日 19時
