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危なくないバイトを選びましょう。 ページ39

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雑誌を懐へしまうと一つ咳払いをする。
…片方はAのだったか。

…そうか、Aか



桂「話を戻すが、働き口を教えてくれ
Aにもバイトをさせようと思っている」


銀「あ?Aだぁ?マジで言ってんのか?」


桂「ああ、マジだぞ、教えてくれ」


銀「…まあ、無くはねぇが…はぁ。
しかたねぇ。わーったよ、ついてきな

Aには明日俺から伝えとくわ」



その後、万事屋を出て教えて貰ったのは
あのメイド、執事喫茶だった。

が、この時の俺は
裏システムの事は知らなかった。








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あれからすぐ、バイトを始めた。

裏システムを知らなかっただけじゃない。

自分の仕事で忙しくAにまで
目が回っていなかったのが悪かった。



女「ねぇねぇ、執事さん」


桂「執事じゃない、桂だ」


女「…へ?」



しまった。ここまで来るともう完全に癖だ。
そりゃあ幼少期からどっかの天パのせいで
言い続けてたら癖にもなるわ
後で銀時には灸を据えよう。

俺は咳払いをすると言葉を言い直した。



桂「…なにか御用でしょうか、お嬢様」


女「うん、あっちで遊ぼうよ、執事さん」


桂「…遊ぶ?」



客である女子に連れられた所は
黒いカーテンの向こう側。

ピンク色の空間。個室がいくつかあった。


こんな場所、あったのか。



女「ここだよ」



言われるまま、個室に入ると
ソファやベッド、それに服が沢山置いてある。

コス…プレ?だったか。
そういうものなのだろうか?

考えているとその女子は
服を持って更衣室へ入る。
とりあえずソファで待つと
着替え終えた彼女が出てきた。

どうやらメイド服のようだ。
店のより丈が短い。破廉恥な。



女「どうかな?執事さん?」


桂「…。…似合っていますよ」



Aの方が何億倍も似合ってるな。



女「ふふ、敬語じゃなくていいよ?
執事さんはソファとベッドどっちがいい?」



…休憩する場のことだろうか?



桂「それならソファだろう」


女「へぇ、珍しいね?」



彼女は横に座ると誘うようにこちらを見てくる。
その時になんとなく察してしまった。

攘夷時代に皆で行った吉原。
俺は身の上話を聞いてもらっただけだったが
あの時の花魁もこんな表情だった。

遊ぶ、とは、つまり。

この店には、そんなものもあるのか。
Aを働かせておくのは危険だ。



桂「すまぬが、俺はもう行く」


女「え、な、なん…」



沖田「御用改めである!」



部屋を出ようとした時、その声は響いた。

その後が本編→←万事屋さん、依頼頼みます



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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ!とても面白いです!是非他の作品も見させていただきますっ! (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年5月12日 1時

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