【銀魂】＿奴＿隷＿10 【沖田総悟】番外篇

こんな気持ち知らない ページ29

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…終わった。



神「…やっとお前のお守りは終わりアルな!
ほら、さっさとAの所行くアル!
今頃ジミーに何されてるかわからないアルヨ!」
(やっと終わった。解放された。
だから、…早く私の前から消えて)


沖「お守りって何だおい。
…まぁ…ありがとうございまさァ」



アイツはらしくもなくそう言うと
走ってどこかへ行ってしまった。


神「…私に首輪は似合わなかったアル」
(アイツの隣に居るべきは私じゃなくAだった)


新「…あれ、神楽ちゃん?何してるの?
銀さんは一緒じゃないみたいだけど…」


神「…何だ、ダメガネアルか」


新「ダメガネって言った!?」



…どこかで聞いた事があるアル。



新「もう、万事屋戻るよ!」


神「…なぁ、新八」


新「なに?」


神「好きの反対は無感心だって
どっかで聞いたことがあるアル」


新「…え?」



好きの反対は無感心だって。



神「…じゃあ嫌いは何アル」



じゃあ、アイツに対して
(私はアイツが)
無感心じゃなくて
(好きじゃないけど
反対の無関心でも無い)

大嫌いな私は何アルか
(大嫌いって何なのだろう
"コレ"が大嫌いなのだろうか)



新「…!か、神楽ちゃん何で泣いて…!?」


神「…しんぱちぃぃ〜…っ」



首輪は外れたのに
(首輪は外れたのに)

何でさっきより苦しくなってるアルか
(胸のあたりはさっきよりも苦しくなった)



新「…神楽ちゃん…」


神「…酢昆布食べたいアル…」


新「…確か棚にストックがあったはず…
…じゃあ、帰ろっか、銀さんの所に」


神「帰るアル…」



────────ねぇ、誰か教えてヨ
(この気持ちの理由を、名前を、誰か教えてよ)

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