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ただ、いつも通りに ページ28

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沖「…した事ねぇなら俺が教えてやろうかィ?」



…メンドクサ
(…疲れた)



神「…それをAにやれヨ」
(私にAを重ねるのはやめて)


沖「いや、アイツとはした事ありまさァ」


神「何かお前にイラついたアル」



…あぁ、首にあるものが鬱陶しいネ。
(Aの変わりをやるのはもう嫌だ)



沖「ったく、ノリが悪い奴でさァ」


神「誰がお前にノるアルか!」


沖「チッ、つまんねーな」


神「つーか離れろや!キモイアル!」


沖「うおっと!」



思いっきり蹴りを入れて、距離を離す。

けれど距離は首輪と鎖によって制限された。



あぁ、鬱陶しい。
(あぁ、嫌だ)


首のコレも、コイツも
(Aの代わりも
Aしか見ないコイツも)


神「鬱陶しいアル」
(もう嫌だ)


沖「…!おま…」


神「………」



あぁ、なんか目から出てくるアル。
(何で自分は泣いているのだろう)

きっと苦しいからネ。
(とても苦しい。…何が?)


首輪が、苦しいからネ。
(…首輪だ。きっと首輪が苦しいんだ。)


神「…私に首輪つけれんなら
Aにもつけれるはずアル」
(本来この首輪をつけるべきは
私じゃなくて、Aだ)


沖「………」



神「それを平然とやってたのが、お前アル」
(だから早く、解放して)



首元に奴の手が伸びる。

カチャリ、と。



沖「…やるだけ、やってみまさァ」



目から出る何かを拭くと
精一杯嫌みったらしく笑った。
(涙は止まらないけど、必死に笑った。)

いつもみたいに、笑ったアル。
(今だけはいつも通りに。)

こんな気持ち知らない→←それはとてもつまらなそうに



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由麻(プロフ) - Omayuさん» おっと、本編から適当に名前を入れてコピーしてきたのがバレてしまった笑名前は気づく限り直してみました!読んでいただきありがとうございます (2017年9月23日 1時) (レス) id: 56f9823bdb (このIDを非表示/違反報告)
Omayu(プロフ) - ちょくちょく夢主ちゃんのお名前が「かな」になってますよ!とても面白いです!是非他の作品も見させていただきますっ! (2017年6月27日 20時) (レス) id: fa9ac44873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2016年5月12日 1時

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