【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第三十一訓 ページ33

そんなこんなで幽霊から逃げている内に、私達は倉庫に閉じこもる事になった。


え？銀時くんと土方さん？置いてきたに決まってるじゃん？






新八「やられた…今度こそやられた」






暗い倉庫、そんな中を中途半端に照らす月光。ブツブツと何かを呟く新八くん。やばい本当に不気味過ぎるどうしよう。


………いやでも待て私。正気に戻ってみよう私。






『うーん…』






これまでの事をゆっくりと思い出してみる。魘されている隊員達の様子や共通点。


あれだけ幽霊怖がっていて言うのも何だけれど…あれは幽霊じゃ無い様な気がするんだよね。正気に戻って見てみると、違和感が過ぎるんだ。





魘されている隊員には、全員に赤い跡があった。

一瞬だけキスマかと思い、綺麗な女性につけられたのかと想像して全員ぶち殺したくなったがそんな筈も無いし。





それに、虫に刺されたみたいな跡だったからね……虫の天人の類いなのかな？赤い跡は虫刺されで、刺した相手は一週間寝込むとかそんな感じの……






沖田「しめたぜ。これで副長の座は俺のモンだィ」



新八「言ってる場合か！！！！」






三人に天人の可能性を言った方が良いかな？？？でもな…確定はしていないし…

うぅ、ていうかこの倉庫暗いな…周りの物は何も見えないし総悟達も見えんし…あああああ怖い。






かと思うと。






『誰か明かりを…ん？え、ちょ、総悟だよね？何処触ってるの？』






腰付近をなぞる手が。
確か隣に居たのは総悟だった筈…






沖田「腰ですぜ。いやァ、抱き寄せやすくてなめらかだがちと細ぇな。ポッキリ折れそうです」






えっ、あっさり認めた！？！？つかセクハラじゃないかい今の？！






神楽「Aに何するアルかクソサド！ぶち殺してやるヨ！退くアル、Aの隣は私ネ！サドは駄眼鏡の隣にでも居れば良いアル！！」



沖田「ハッ、誰が動くかってんだクソチャイナ。あ、A。コレ明かり」






蚊取り線香を投げて渡してきた総悟。まぁ良いか。着けよ。









＿＿＿＿＿＿カチッ……









横で神楽ちゃんと総悟が喧嘩している内に火を着ける。あ、煙出た。






神楽「死ねぇサディスト！！」



沖田「サディストはてめぇだろィ。そしてお前が死ねクソチャイナ」






＿＿＿＿＿＿ガタガタガタッッ、ドゴバキィッ、







煩いけど何かこう……平和を感じるね。うん。てか二人とも今何折ったの？骨？骨なの？











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