【銀魂】空から女の子が降ってきました。

第十四訓 ページ16

三回戦目は土方さん対銀時君。


だが、二人は相当酔いが回っていた。それを見ていればこちらも酔ってくるというもの。






『ふぁ〜…眠くなってきた…』



山崎「え、ちょっAさん、何でそんな飲んでるんですか！？瓶４本って…未成年じゃ…」



『あ、山崎ー。沖田君だって飲んでるし大丈夫だろ？それに私は上戸らしいし！！』









＿＿＿トンッ、









『ん？』






するとその時、肩に重みが。
栗色のサラサラの髪の毛がふわりと散る。






『沖田君じゃないか。どうし…あ、顔が赤い。完全に酔ってるね』



沖田「うるせぇや。酔っ、てません。まだまだ飲めやすぜ」






成程、沖田君は絡み酒か。未成年だってのによくやる事だねぇ。






『はいはい、分かったから沖田君は寝てて。銀時君達が騒いでるから煩いかもだけど』






ぽんぽんと頭を撫でると、そのままズルズル……と頭が下がり膝に移動した。膝枕だ。



……………まさか初の膝枕が男だとは。まぁ彼相当眠そうだしな、振り払うのもアレだから別に良いけど。






沖田「A…その沖田っての辞めて下せぇ…」



『？』






あり？名前、沖田総悟だよね？？






沖田「俺は、総悟でさァ……」



『！成程成程…じゃあ、総悟だね』






促されるまま名前を呼べば、寝落ちした沖…じゃない総悟。やっぱりまだ子供だなぁ。いや一歳しか違わないけどさ。






土方「オラァッッ！！」



銀時「チッ…うらぁ！！！」






え待って、ここと背景の温度差すごくない？てかなんで二人とも真剣で戦ってるわけ。






『二人とも危ないよ。女の子に当たってしまったらどうするんですか』



銀時「うるせぇ！！コイツのせいで酒が台無しなんだよ！！どうにかしねえと俺の気が済まねェ！！」



土方「酒を台無しにしてんのはてめぇだ万事屋ァ！！おいA！今のどっちが速かった！」



『…………未成年が静かにしてるのに成人済の二人は何やってるんでしょうね』



「「……え」」



『あはは、まるで子供に諭される親みたいだ。客観的に自分を見てほしいな』



「「……………すみませんでした」」






こうして花見は終わった。











.













後日、銀時談。

「アイツの一言が一番冷たかった」との事。












………………御粗末！！！！！










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