アイドルとしての道 ページ33
凛月「…“繊細で光輝な一輪の花”」
ぴくっ「…急に…何？」
凛月「3年はアイドルの道に戻ってきて欲しいのに何も言わないから安心してるんでしょ？」
「…何が言いたいの？」
凛月「Aのライブは一度見たら忘れないほど迫力あるし俺は好きだったよ」
「凛月には言ったよね？私はもう…」
凛月「そうやってすぐ逃げる 子役もアイドルも」
「…っ凛月だって逃げてたじゃない！！陽だまりから！太陽から！！」
キーンコーン
「…もう戻るから 凛月も授業出なよ」
凛月「…頑固」ボソッ
イライラ
真緒「どうしたー？A？」
「…凛月とケンカした…私…ひどいこと言っちゃった…」
真緒「…協力できることがあったらすぐ言えよ？俺と凛月の時はお前が助けてくれたからな」
「…っさすがまーくん！！私の初恋！！」
真緒「あーもう！やめろよ！！それ！！」
…アイドル…か…
《3年はアイドルの道に戻ってきて欲しいのに》
泉「はあ？そんなの当たり前でしょお？」
「…デスヨネ…君に相談した私が馬鹿だったよ…」
泉「…あんたは才能があったし…それなりにknightsとも共演してたからね」
「…凛月の言うことにも一理あるよ…でも…怖いんだ アイドルも…役者業も…子役の頃は両親を亡くして、アイドルは…私の学校生活を奪った」
泉「…あんた…」
「私だってみんなと卒業したいよ！！でも私が留年する事は決定事項だった！…2年生は優しいし大好きだけどっ！…寂しい…置いていかないで…」
きっと凛月だってそう思ってるんだ
「…あんずちゃん」
あんず「！Aちゃん？どうしたの…？」
「今日…プロデュースお願いして良いかな」
あんず「！！ちょっちょっと待ってねっ今日は…
！…fineが…」
「…そっか…大丈…」
英智「今日はいいよ」
「！会長…」
英智「君が少しでもやろうと思ってくれてるんだからね…それに、君の留年は僕のせいでもある」
「…ありがとう…会長…」
ガシャンッ
あんず「っもう…今日は…」
「ごめんね…もうちょっと…もうちょっとだけ…」
あんず「でもマイクを持つことが出来なかったら」
「お願い…」
やらなきゃ…逃げてばっかりじゃだめだ
凛月「…A…」
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作者名：Kananan | 作成日時：2017年7月28日 17時
