先生として ページ19
今、皐月Aは物凄くイラついている
「…」イライラ
自分で言うのも何だが、今まで人に本気で怒ったことなど一度もなかった
…私は家にいるときは真面目だし、この学校では逆に蓮見とかに怒られてる
瀬名とか守沢などなど、うざいやつらにはキレるけど…ここまでイライラすることはほとんど無い
「…で？貴方は何が言いたいんですか？」
？「何度も言っているじゃ無いか…君はこんな所にいるべきじゃない…正式に芸能界入りしよう！」
“こんな所”…？ふざけんな
？「大丈夫！！君のお兄さんも俳優だろ！？」
それが何さ 私とお兄ちゃんは違う
？「だからさ！僕が君を導いてあげるから！」
ピキピキッ
「…き…ら…まっ…て…ば…」
？「ん？何だって？」
「さっきから黙って聞いてればっ！！あんた何なのよ！？私の何が分かるっていうの？！」
？「ふふ…君の事ならなんでもしってるよ」
スッ
「っやっやめっ」
ドゴッ「っ！！？」
翼「…汚らわしい手でこの方に触れるな」
「！！翼…っ」
？「なっなんだよっおまっ」
サクヤ「…それはこっちの台詞だ」
「！！お兄ちゃんっ！？」
サクヤ「お前は俺のトコで働く佐藤だな？…何社長の妹に手ェ出そうとしてんだ」
佐藤「ひっ…すっすみませっ」
サクヤ「…お前は終わりだ クビ」
佐藤「あっ…ああああっ！！！！」
「…流石にあの人にはイラついたよ」
サクヤ「あはは 怖え顔だったしな」
「それより、何でお兄ちゃんがここに？」
サクヤ「ん？聞いてない？俺、先生になったんだよ夢ノ咲のダンス指導」
「ええ！？！聞いてない！！」
サクヤ「んー…陣さんに頼んだのが間違いか」
「…だろうね」
佐賀美「兄妹揃ってひでぇなぁ お前らは」
ビクッ『…あははは〜』
真緒「お前のお兄さん、俺らの担任なんだな！！」
「あはは…ここまで狙って来たんだろうねー！！」
サクヤ「…へぇ それが友人に対するAなのか」
「うげっお兄ちゃん…なんで」
サクヤ「あはは 凛月と零が学校と家のお前は違うって言ってたからな いや〜元気だな！」
「…みんなにお嬢様ってバレないようにするのが目的だったけど、いつの間にか染み付いてたの」
凛月「…サッちゃんってさぁAが誰かに取られないか不安で監視に来たんでしょー？」
ギロッ 凛月「あはは怖いなぁ」
「？どういう意味？」
サクヤ「なんでもないよ ほら、授業の準備しな？」
「うん！！」
…朝の人…そんなに出世したかったのかな
ありきたりなカッターキャー→←えええええええええええ！！？！
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作者名：Kananan | 作成日時：2017年7月28日 17時
